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【PSA/ARS/BGS/CGC/CSG/SGC】鑑定枚数分布の調べ方と高得点率比較

所持している鑑定品が「何枚鑑定されていて同じ点数のものが何枚あるのか?」気になることがあると思います。

この記事では、【PSA/ARS/BGS/CGC/CSG/SGC鑑定】の等級別枚数分布を検索する方法特定のカードを一例とした分布の割合評価基準をまとめています▼

各グレーディングサービスの公式サイトには、「Population Report(Pop Reort)」が設置されています。

直訳すると人口レポートですが『鑑定結果の等級別の枚数分布』と言い換えると伝わりやすいでしょうか。

※アカウント登録をしていなくても鑑定結果の検索可能

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各グレーディングサービスの年間鑑定枚数は何枚?

各グレーディング
サービス
鑑定枚数
(年間)

2022年度
PSA鑑定約1,120万枚
CGC鑑定&CSG鑑定
(CCG系列)
CGC鑑定:約77.5万枚
CSG鑑定:約63.5万枚
SGC鑑定約98.8万枚
BGS鑑定約74.8万枚
ARS鑑定
グレーディングサービスの年間鑑定枚数

※ARS鑑定以外はアメリカの老舗グレーディングサービスです。
 ARS鑑定に総鑑定枚数を閲覧できるページはないため空欄

鑑定枚数を見ると、PSA鑑定の鑑定枚数が飛び抜けていることが伺えます。

それだけの認知度とシェア率が高さから更に人気を集めているのかもしれません。

米国グレーディングサービスの四皇が並んでいるね👑

それでは、本題へ▼

✔︎採点基準も変更されることがあるので常に最新のものを公式サイトで確認してください

PSA鑑定の等級別分布の検索ページ

Collectors Universe/1991年

Professional Sports Authenticator
アメリカ:カリフォルニア州のグレーディングサービス

※PSA JAPANは日本支社(プランやかかる費用が本社とは異なる)

PSA米国本社:公式サイトのトップページからメニュー(三)をタップして「Pop Report」を選択後、調べたいカード情報を英語入力します。

※PSA JAPAN(日本支社)の公式サイトからもメニューから「鑑定分布データ」でアクセスできます。

▶︎PSA鑑定証明番号検索

PSA鑑定:メニュー→ポピュレーションレポート

調べたいカード名はオークションやフリマで出品されているラベル(キャプション)を参考すると検索しやすいです。

PSA:鑑定枚数分布例(ポケカ/ノーマルカード編)

Spotify:めざせポケモンマスター CV:松本梨香

例:【ポケモン切手BOX】ポケモンカードゲーム 見返り美人・月に雁セット収録▶︎ピカチュウ(227)

※ホイルなしのカード

ホイル加工がある方が反りやホロ欠けなどが生じやすいため、まずは特殊加工のないノーマルカードを例に挙げています

PSA鑑定:鑑定結果分布例

等級等級別
枚数
全体に占める
割合

(5,260枚時点)
ジェムミント
10
4,750約90.3%
9410約7.8%
854約1.0%
713約0.2%
625約0.5%
56約0.1%
PSA鑑定:鑑定枚数分布と割合

PSA鑑定では、2023年時点でこのカードが約5000枚提出されていて「GEM MINT10(通称:PSA10)」が約90%となっています。

未開封のプロモパックに入っていたはずのこのカードが「7点」より「6点」の方が約2倍多い理由が気になるところです。

大幅減点されやすい例として「カードの表面および裏面に傷やヘコみがあること」が挙げられるので溝なしのスクリューダウンやローダーへ収納は避けておきましょう。

パック裏の帯が圧迫されてカードが痛みやすいため、保管に使用するのであれば直接挟み込まない硬質カードケースがおすすめです。

例:フルプロテクトパックケースS、溝ありのスクリューダウンなど

また、PSA鑑定(米国本社)に未開封パックを提出してホルダーに密閉することもできるので興味のある方はPSA米国の公式サイトをご参照ください。

例に挙げたカード以外でも、ポケカの新弾パック開封直後の約8〜9割はPSA10を獲得しやすい傾向があります。

カード状態製造時期左右されるため目安です

高得点を狙う場合は、事前に提出するカードの等級分布を参考にしてみてください。

鑑定枚数だけでみると、新弾のポケカは鑑定に提出される枚数も多いので希少性は低めです。

ユーザー数に比例して相対的に入手しにくいことからプレミアがついているといった感じでしょうか。

例に挙げている「切手BOXのプロモカード」も1次抽選とキャンセルで余った2次抽選の計10万枚発行です。

数年間の再版が続く通常BOXのSR/SAR/URの発行枚数は、更に多いかもしれません。

数量100個は多すぎる!

入手難易度G

それはHUNTER×HUNTERのハンター基準なのよ

PSA:鑑定枚数分布例(ポケカ/ホイル加工カード編)

例:ポケモンカードゲーム「ソード&シールド 白熱のアルカナ」セレナ(SR/081)

PSA鑑定:鑑定結果分布例

等級等級別
分布
全体に占める
割合

(4,570枚時点)
ジェムミント
10
4,055約88.7%
9455約10.0%
826約0.6%
716約0.4%
612約0.3%
55約0.1%
42約0.04%
PSA鑑定:鑑定枚数分布と割合

ホイル加工(キラカード)は、厳しいグレーディングサービスではノーマルカードより減点箇所(例:ホロ欠け、光沢、素材の差による反りなど)が増える印象ですが、PSA鑑定ではノーマルとホイル加工に目立つ差がありません。

見返り美人ピカチュウ(ノーマル)でジェムミント10「約90.3%」に対して、セレナSR(ホイル加工)は「約88.7%」と僅かに下がっているように見えますが、セレナHR(ホイル加工)が172枚/186枚中「約92.4%」となっています。

※採点が厳しいグレーディングサービスには、Gem Mint(ジェムミント)より上のPristine(プリスティン)があります。

✔︎Gem(宝石のような)Mint(真新しさ)

✔︎Pristine(初期のままの/汚れのない)

さらに上に、BGS鑑定の「Pristine Black Label(ブラックラベル10)」CGC鑑定の「Perfect(パーフェクト10)」といった査定基準の4つの項目(中央配置・角・縁・表面)の全てが満点な等級も存在します。

※PSA鑑定のジェムミント10の中にもプリスティン相当以上のカードが含まれているので、状態については個体次第です。

PSA:鑑定枚数分布例(遊戯王ラッシュデュエル編)

初期傷が多いと言われている遊戯王カードのPSA10の獲得率は約6〜7割といった印象です。

中でも、複雑になりすぎた遊戯王OCGを簡略化した遊戯王ラッシュデュエルの第一弾BOXのPSA10獲得率は約5割を下回ります▼

例:遊戯王ラッシュデュエル「超速のラッシュロード」ブルーアイズ・ホワイトドラゴン(ラッシュレア)

※2020年に発売された遊戯王ラッシュデュエルの第1弾BOXに収録

PSA鑑定:鑑定結果分布例

等級等級別
枚数
全体に占める
割合

(833枚時点)
ジェムミント
10
335約40.2%
9339約40.7%
879約9.5%
714約1.7%
63約0.4%
51約0.1%
42約0.2%
PSA鑑定:鑑定枚数分布と割合

新たにラッシュレアが追加された直後ということもあって低かったのかもしれませんね。

また、ポケカと比較するとジェムミント10の取得率が1.5〜2倍程度の差があるので遊戯王カードの方が希少価値は高いといえます。

PSA鑑定の評価基準

PSA等級評価基準の目安
ジェムミント
10
・事実上完璧なカード
・4つの完全にはっきりとした角
・鮮明な焦点
・本来の光沢がある
・わずかな印刷の不完全さを考慮する
・センタリング比:前面55/45~60/40以上
・センタリング比:裏面75/25以上
ミント
9
・裏面の非常にわずかな汚れ
・わずかな印刷の欠陥
・オフホワイトな縁
・わずかな欠陥の1つだけを示す
・センタリング比:前面60/40~65/35以上
・センタリング比:裏面90/10以上
PSA鑑定:評価基準の目安

・圧倒的な鑑定枚数でシェア率が高い

・PSA鑑定は比較的満点を取りやすい

・製造時の不完全さは減点対象にならないことがある

・PSA鑑定の米国本社に直接提出する場合は未開封パック提出のプランを選択できる
※このプランはカード本体の等級付けはされず、パックの状態のみの等級となります

・PSA日本支社を利用すると関税や返送時の消費税がかからない

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ARS鑑定の等級別分布の検索ページ

株式会社Arsales(アルサーレス)/2022年

日本:東京都のグレーディングサービス

ARS TCG鑑定:公式サイトのトップページからメニュー(三)をタップして「鑑定品検索」を選択後、調べたいカード情報を日本語または海外のみのカードを英語入力で検索します。

ARS鑑定:メニュー→鑑定品検索

ARS鑑定は、日本のグレーディングサービスなので国内のカードであれば日本語入力が可能です。

ARS鑑定の鑑定枚数分布例

例:【ポケモン切手BOX】ポケモンカードゲーム 見返り美人・月に雁セット収録▶︎ピカチュウ(227)

ARS鑑定:鑑定結果分布例

等級等級別
枚数
全体に占める
割合

(3枚時点)
10+
102
91
ARS鑑定:鑑定枚数分布と割合

ARS鑑定の取り扱いタイトルにポケカが追加されて間もない時の分布なので鑑定枚数が少ないですが、発売間もないポケカについては9点以上を獲得しやすい印象です。

また、印刷ズレなどが減点対象ではないARS鑑定ですが、「10+」についてはPSA鑑定のジェムミント10より獲得率が低くなっています。

分布を見る限りでは、獲得率「20〜60%」程度となっているためプリスティン10に近い感じでしょうか。

※獲得率のみの比較なのでカードの状態の良し悪しは判断できません

ARS鑑定の評価基準

※上記のグレードは弊社独自の基準であり、特殊な状態では上記に当てはまらない場合もございます。また、これらはカードの純粋な状態のみを精査するものであり、印刷のズレ等は減点対象とはなりません

引用元:ARS TCG鑑定-グレードの説明

ARS等級評価基準の目安
10+完璧な状態のみ10+表記となる
・古いカードは当時の状態を完璧に保持する場合に10+
10・完璧に非常に近い状態
9・微細な傷、汚れが僅かに見受けられる
ARS鑑定:評価基準の目安

・ARS鑑定では、エラーカードであっても10+を獲得できる可能性があるため「エラーカード/サインカードの特記事項ありの枠」を設けている

・グレーディングなしの真贋鑑定のみ(ケースインサービス)でも利用できる

・有料で鑑定書を発行できる

・ラベル(キャプション)がステンレス製

・ラベルの表記を日本語と英語のどちらかを指定できる

・日本のサービスなので国内在住者に通関は関係ない

BGS鑑定の等級別分布の検索ページ

Beckett Collectibles/1999年

Beckett Grading Services
アメリカ:テキサス州のグレーディングサービス

BGS鑑定:公式サイトのトップページからメニュー(三)をタップして「Pop Report」を選択後、調べたいカード情報を英語入力します。

▶︎BGS鑑定証明番号検索

BGS鑑定:メニュー→ポピュレーションレポート

▼入力例

BGS鑑定:鑑定結果分布の入力方法

BGS鑑定の公式サイトでは、検索の入力枠が種類/セット名/プレイヤー名に分かれているのでそれぞれ入力する必要があります。

入力方法
  • カードの種類:ポケモン/遊戯王カード/ドラゴンボール等は単体の選択項目がある
  • セット名:発売年/収録パック名/発売国などを入力
  • プレイヤー名:キャラクター名もこの欄に含まれる
  • ※検索エラーになる場合は、カードの種類と年号のみを入力するとその年にリリースされた「BOX名/プロモ名」の一覧が表示されます
  • また、カードゲームの種類/年号にレア度(SR/URなど)を追加入力して絞り込むことも可能です

BGS:鑑定枚数分布例(ポケカ/ノーマルカード編)

例:【ポケモン切手BOX】ポケモンカードゲーム 見返り美人・月に雁セット収録▶︎ピカチュウ(227)

BGS鑑定:鑑定結果分布例

等級等級別
枚数
全体に占める
割合

(740枚時点)
ブラックラベル
10
109約14.7%
プリスティン
10
307約41.5%
ジェムミント
9.5
311約42.0%
912約1.6%
8.51約0.1%
BGS鑑定:鑑定枚数分布と割合

BGS鑑定:Black Label「10」とPristine「10」の違い

Black Label「10」:等級を付けるときに査定される4つの項目(センタリング/コーナー/エッジ/サーフェス)が全て10点満点の個体

Pristine「10」:4つの項目の内3つが満点、1つが9.5点の個体

Black Label「10」は、Pristine「10」の約3分の1の鑑定枚数です。

ブラックラベル10の獲得率は、ノーマルとホロ加工の差や製造時期の差が大きいためか約2~15%と開きがみられます。

※BGS鑑定では、特にホイル加工(キラカード)の難易度が高い

ユーザー層については、例に挙げたカードの総数740枚時点で8点以下の等級枚数が0枚なことからPSA鑑定よりも厳選したカードを提出するユーザーが多いのかもしれません。

BGS鑑定やCGC鑑定ではサブグレード(副等級)ありのプランも選ぶことができるので細かく点数化したい人に好まれるサービスでもあります。

BGS鑑定やCGC鑑定といった採点基準が厳しいと言われるグレーディングサービスは、カードの状態にロマンを求める人の利用度が高めと言えるでしょうか。

BGS:鑑定枚数分布例(ポケカ/ホイル加工カード編)

採点が厳しいと言われるBGS鑑定での例▼

例:ポケモンカードゲーム「ソード&シールド 白熱のアルカナ」セレナ(SR/081)

2022 Pokemon Sword and Shield Strength Expansion Pack Incandescent Arcana Japanese

BGS鑑定:鑑定結果分布例

等級等級別
枚数
全体に占める
割合

(264枚時点)
ブラックラベル
10
4約1.5%
プリスティン
10
68約25.8%
ジェムミント
9.5
141約53.4%
947約17.8%
8.54約1.5%
BGS鑑定:鑑定枚数分布と割合

検索一覧で眺めてみると、BGS鑑定におけるポケカのSR~URのBlack Label10の獲得率は「1〜3%」のものが多めです。

表の通り、セレナ(SR)も総数264枚時点で約1.5%と見返り美人ピカチュウ(ノーマル)の約10分の1の獲得率になっていますね。

難関と言われるBGS鑑定の採点基準の高さが伺えます。

これだけでもハードルの高さに心が「ナエトル」ですが、更なる闇へと続きます▼

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BGS鑑定の遊戯王カード高得点は超絶難しい⁉(遊戯王ラッシュデュエル編)

例:遊戯王ラッシュデュエル「超速のラッシュロード」ブルーアイズ・ホワイトドラゴン(ラッシュレア)

BGS鑑定:鑑定結果分布例

等級等級別
枚数
全体に占める
割合

(90枚時点)
ブラックラベル
10
00%
プリスティン
10
00%
ジェムミント
9.5
29約32.2%
951約56.7%
8.55約5.6%
84約4.4%
7.51約1.1%
BGS鑑定:鑑定枚数分布と割合

BGS鑑定では総数90枚時点でBlack Label「10」とPristine「10」ともに0%

超絶の爆死ロードじゃん💣

ハンターでも難しいかもね💔

※他の遊戯王OCGやラッシュデュエルでもBlack10の獲得率が1〜2%程度

Spotify:遊戯王-熱き決闘者たち

BGS鑑定の評価基準

BGS等級評価基準の目安
ブラックラベルの
プリスティン
10
・4つのサブグレードが全て10点
(2024年4月レイアウト更新時に
具体的な採点基準が記載されました)
・センタリング比:前面50/50
・センタリング比:背面55/45
・コーナー(角):肉眼で事実上完璧
・エッジ(縁):肉眼で事実上完璧
・サーフェス(表面):
プリントスポットがない
プリントラインがない
完璧な色彩、傷や欠陥がない
プリスティン
10
(ゴールドラベル)
・3つのサブグレードが10点、1つが9.5点
ジェムミント
9.5
・4つのサブグレードが9.5相当
BGS鑑定:評価基準の目安

BGS鑑定では点数が低い側に焦点を置くため、最も低いサブグレードからに等級上のメイングレードになることはほぼないと言及されています。

例:サーフェス6点、他10点であっても総合7点の可能性が高い

サブグレードなしのプランであっても、副等級がラベルに表記されないだけで採点基準は同じです。

・BGS9.5(GEM MINT)は、PSA10(GEM MINT)相当と言われている
※ただし、BGS9.5をミニマムグレード10指定でPSAにクロスオーバーできない(PSA鑑定のミニマムグレード指定基準は同数まで)

BGS鑑定では、カードをスリーブに入れたまま密閉される

・サブグレード(副等級)ありのプランを選べる

・基本的に納期日数で鑑定料金が決まる

・ホイル加工や遊戯王カードを提出するときは闇とロマンが深い

次も厳しめ、BGS鑑定とほぼ同等と言われるCGC・CSG鑑定▼

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CGC鑑定の等級別分布の検索ページ/ゲーミングカード部門

Certified Collectibles Group/1987年/カード鑑定部門は2020年

Certified Guaranty Company
アメリカ:フロリダ州のグレーディングサービス(CCGのゲーミングカード部門)

追記:2023/7以降CGCとCGSは、CGC鑑定に統合され、ラベルや等級がリニューアルされます

※スポーツカードはCSG鑑定という別サイトから提出するのでサイト自体が分かれています(サイトの末尾から各部門のグレーディングサービスに移動可能)

CGC鑑定:公式サイトのトップページからメニュー(三)をタップして「Pop Report」を選択後、調べたいカード情報を英語入力します。

▶︎CGC鑑定証明番号検索

CGC鑑定:メニュー→ポピュレーションレポート

CGC:鑑定枚数分布例/(ポケカ/ノーマルカード編)

例:【ポケモン切手BOX】ポケモンカードゲーム 見返り美人・月に雁セット収録▶︎ピカチュウ(227)

CGC鑑定:鑑定結果分布例

等級等級別
枚数
全体に占める
割合

(356枚時点)
パーフェクト
10
31約8.7%
プリスティン
10
105約29.5%
ジェムミント
9.5
163約45.8%
948約13.5%
8.58約2.2%
81約0.3%
CGC鑑定:鑑定枚数分布と割合

追記:リニューアル後のラベルの等級変更

旧プリスティン&パーフェクト10→新規プリスティン10

旧ジェムミント9.5→新規ジェムミント 10

新規9.5ミント+

旧ミント9→新規ミント9

CGC鑑定は、BGS鑑定と同等水準「BGS鑑定ブラックラベル10=CGC鑑定パーフェクト10相当」とされる採点基準が厳しめのグレーディングサービスなります。

CGC鑑定では「サブグレードのあり・なし」のプランを選択でき、エラーカードを提出することも可能です。※エラーカードも厳しく採点▶︎CGC鑑定:エラーカードの種類

※BGS鑑定ではカードをスリーブに入れてホルダーに密閉されるのに対して、CGC鑑定では定番サイズ(63×88㎜や59×86㎜)より僅かに小さいカードに限り、カードを保護するため運営の裁量でスリーブに入れて密閉されることがあります。

鑑定後の等級分布については、見返り美人ピカチュウ(ノーマル)を見比べてみるとBGS鑑定のブラックラベル10「約14.7%」・プリスティン10「約41.5%」に対してCGC鑑定ではパーフェクト10「約8.7%」・プリスティン10「約29.5%」とやや厳しめな印象です。

一方、ホイル加工では▼

CGC:鑑定枚数分布例/(ポケカ/ホイル加工カード編)

例:ポケモンカードゲーム「ソード&シールド 白熱のアルカナ」セレナ(SR/081)

CGC鑑定:鑑定結果分布例

等級等級別
枚数
全体に占める
割合

(170枚時点)
パーフェクト
10

※プリスティン
と統合
10約5.9%
プリスティン
10
66約38.8%
ジェムミント
9.5
74約43.5%
919約11.1%
8.500%
81約0.6%
CGC鑑定:鑑定枚数分布と割合

CGC鑑定におけるホイル加工のパーフェクト10の獲得率は、約3〜5%が多めです。

BGS鑑定のブラックラベル10では約1~3%が多かったので、ホイル加工についてはCGC鑑定の方がやや高得点を取りやすいのかもしれません。※例外もあります

例に挙げたセレナSRについても、BGS鑑定のブラックラベル10で「約1.5%」に対してCGC鑑定のパーフェクト10「5.9%」となっています。

CGC鑑定も遊戯王カードが解禁されている

CGC鑑定も遊戯王カード解禁されたよね👍

CGC鑑定では、63×88㎜以下のトレカを提出できるようになっています。

サービス開始直後に対応していたポケカやMTG以外にも、ワンピースカード/ポケモンカードダス/遊戯王OCG/ラッシュデュエルなど様々なカードを提出できます。

参照▶︎CGC鑑定-グレーディングカード&ポリシー(取扱い可能なタイトル)

CGC鑑定の評価基準

CGC等級評価基準の目安
パーフェクト
10

(廃止)
・4つのサブグレードが全て10点のカード
・この4項目満点は最高のカード
・4項目全ての10倍率下で生産の欠陥なし
プリ
スティン
10
完璧なセンタリング(50/50)
・製造上&取り扱いの欠陥なし
・4つの角が10倍率で完璧に見える
・表面に印刷汚れなし
・完璧な光沢がある
ジェムミント
10

※旧ラベル
9.5点と同等
・優れたセンタリング(表55:45/裏75:25)
・肉眼で綺麗な角
・プリントスポットがない
・綺麗な光沢のある表面
CGC鑑定:評価基準の目安

CGC鑑定は、BGS鑑定相当と言われている
※例に挙げたものではノーマルはBGS鑑定/ホイル加工ではCGC鑑定の方が高得点率がやや高い

・CGC鑑定は、エラーカードを提出できる
※ただし、点数は厳しく付けられるのでARS鑑定のようなエラー枠の満点はない

・サブグレード(副等級)ありのプランを選べる

・カードサイズが定番より小さいカードゲームのみスリーブに入れて密閉されることがある

・63×88㎜以下のカードを提出できるようになった

・CGC・CSG鑑定の月間鑑定枚数は2022年半ばからBGS鑑定を追い越している

CSG鑑定の等級別分布の検索ページ/スポーツカード部門

Certified Collectibles Group

Certified Sports Guaranty
アメリカ:フロリダ州のグレーディングサービス(CCGのスポーツカード部門)

追記:2023/7以降CGCとCGSは、CGC鑑定に統合

CSG鑑定:公式サイトのトップページからメニュー(三)をタップして「Resources」→「Population Report」を選択後、調べたいカード情報を英語入力します。

▶︎CSG鑑定証明番号検索

CGS鑑定:メニュー→ポピュレーションレポート

・CSG鑑定は、CCG系列のスポーツカード部門
※ゲーミングカード部門のCGC鑑定とはサイトが異なる

例の同一カードで比較できないスポーツカード部門なので割愛💔
サイトはCGC鑑定と似た仕様です

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SGC鑑定の等級別分布の検索ページ

SGC/1998年

Sports Cards Guarantee(スペルの順番が異なりますがSGCが略称)

アメリカ:フロリダ州のグレーディングサービス

※スペルが似ていますが、CSG鑑定とは異なるグレーディングサービスです

SGC鑑定:公式サイトのトップページからメニュー(三)をタップして「POP REPORT」を選択後、調べたいカード情報を英語入力します。

▶︎SGC鑑定証明番号検索

SGC鑑定:メニュー→ポピュレーションレポート

▼入力例

SGC鑑定:鑑定結果分布の入力例
入力方法
  • SGC鑑定の公式サイトでは、検索枠に年号とカードゲームのタイトルを入力するとその年にリリースされたBOXやプロモの一覧が表示されやすい

    ※セット名などをまとめて入力すると検索ヒットしない

SGC鑑定の鑑定枚数分布例

例:【ポケモン切手BOX】ポケモンカードゲーム 見返り美人・月に雁セット収録▶︎ピカチュウ(227)

SGC鑑定:鑑定結果分布例

等級等級別
枚数
全体に占める
割合

(20枚時点)
プリスティン
10
00%
ジェムミント
10
15約75.0%
9.55約25.0%
SGC鑑定:鑑定枚数分布と割合

SGC鑑定も最大等級の獲得難易度が高いグレーディングサービスなことが伺えます。

ジェムミントを超える割合(ジェムミントを含まない)を比較すると、BGS鑑定「約56%」/CGC鑑定「約38%」なのでSGC鑑定の方が厳しそうです。

それに対して、SGC鑑定のジェムミント10は75%を占めているのでBGSやCGC鑑定の9以上〜満点以下の水準。

また、PSA鑑定と比較するとジェムミント10の獲得率はやや似ているように感じますがセンタリングの採点基準が異なります。

PSA鑑定のジェムミント10はセンタリング比が55/45〜60/40以上

一方のSGC鑑定のジェムミント10のセンタリングは55/45以上とPSA鑑定よりもやや厳しい採点基準です。

SGC鑑定の評価基準

SGC等級評価基準の目安
プリスティン
10
・事実上完璧なカード
50/50センタリング
・鮮明な焦点
・はっきりした4つの角
・汚れなし
・表面光沢の破損なし
・プリントや屈折れ線なし
・倍率下で目に見える摩耗なし
ジェムミント
10
55/45以上のセンタリング
・鮮明な焦点
・はっきりした4つの角
・汚れなし
・表面光沢の破損なし
・プリントや屈折れ線なし
・目に見える摩耗なし
・わずかな印刷汚れを許容
9.5・一見するとGEM MINT10に見える
・小さな欠陥がある
SGC鑑定:評価基準の目安

・SGC鑑定のジェムミント10は、PSA鑑定よりもセンタリング比が厳しい

SGC鑑定のプリスティン10のセンタリング比は50/50なのでBGS鑑定やCGC鑑定のプリスティン10(満点ではない方)より難易度が高め

・料金プランの表に1枚あたりの記載がないが、一枚あたりの料金。提出枚数によっても価格帯が変わる。

ケースの中枠が黒色、ウルトラプロマグホのように四角のくぼみがあるタイプ

Reference and Quote(参考・引用元)

・psacard.com

・psacard.co.jp

・ars-grading.com

・beckett.com

・cgccards.com

・csgcards.com

・gosgc.com

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