この記事では、初心者でできるガレージキット、フィギュアやプラモデルの塗装に必要なアイテムとガレキの作り方の手順をまとめています。

推しキャラのガレージキットを入手できると塗装欲が♪
ワンフェス等のイベント品は、少量販売で入手困難ですが素敵な作品ばかりでありがたい限りですね。
ガレージキット・レジンキャストキット製作&塗装の基本手順
ガレージキット(Garage Kit:略してガレキ)とは、レジン(樹脂)を主してアマチュアやプロによって制作・販売される組み立てと塗装が必要な模型キットのことです。
組み立てと塗装の製作手順は、以下の流れになります。
⑴パーツの状態と説明書の確認

袋に入ってるタイプと箱に入ってるタイプがあるけれどどちらも慎重に開封します。
ガレージキットのパーツは硬めなので落としたり、ぶつけると折れる可能性が高いので要注意です。
開封したら、まずパーツの不足や破損がないかを確認します。
説明書きや製作者の連絡先が同封されていたりするので大切に保管してください。
欠品などがある場合は、製作者にパーツを交換してもらえるかを問い合わせましょう。
「ワンダーフェスティバル(ワンフェス)」などのイベント品では、1日版権制度(イベント期間中の販売が版権元から許可済み)という仕組みがあるので袋や箱に版権元の明記や版権シールが貼られているので正規品の証明として保管しておくことを推奨します。
⑵パーツの洗浄
ガレージキットや一部のプラモデルには、シリコン型からパーツを剥がすための離型剤(油分)が表面にが残っているので、台所用洗剤などの中性洗剤でパーツを洗います。
スポンジや歯ブラシで丁寧にこすり落としましょう。
※力を入れすぎると細いパーツが折れるおそれがあるので優しく洗います
水よりもぬるま湯(40℃程度のお湯)+中性洗剤で20〜30分程度つけ置きしてからこすり洗いをする方が落ちやすいです。
※熱湯をかけるとパーツが変形してしまうので噛み合わせが悪くなることがあるので要注意
既にパーツが歪んでいて噛み合わなくなっている場合は、お湯で歪みを直して合わせることもあります。
⑶表面処理:バリ取り・パテ埋め・ゲート処理
パーツのバリ(余分な部分)やゲート(レジンの注入口)を紙やすり/ニッパー/デザインナイフなどで除去します。
パーツの表面に気泡や傷がある場合は、パテを埋めて紙やすりで整形(パテ埋め)しましょう。
クオリティをこだわらないのであれば、パテ埋めは必須ではないですが気泡の穴の大きさや場所によっては目立つかもしれません。
パテ埋めのコツ

最低限用意しておきたいスポンジやすり・紙やすりの番手

#240番手または320番手:荒処理用(ゲート処理・気泡処理)
#400番手、600番手:中間処理用(粗目のヤスリ後で表面を整えたり、ヤスリ跡を消す)
#1000番手:仕上げ用(まだサーフェイサーがしっかり乗るレベル)
※塗料の乗り具合を意識して1000番より600〜800番手で終えるのを好む人もいる
#1500番手以上は通常使わないが、光沢塗装などで艶を際立たせたい時などに使用します。ツルツルにし過ぎると塗料の乗りが悪くなる
▼スポンジやすりで有名:通称ゴッドハンド(神ヤス)
▼紙やすりで有名:ビッグマン
⑷仮組み・軸打ち

下処理が済んだらパーツの組み合わせを確認するため仮組みをします。
仮組みは、テープ(マスキングテープ)で行うか、ピンバイスで金属線(真鍮線・アルミ線)と同じ太さの穴をピンバイスで開けて組み立てます。(後者が多い)
下書きについては、デカール付属してい場合や本番ぶっつけで描ける場合は、下書きする必要はありません。筆者に技量はないので視線を意識しながら顔の下書きをしています。
※鉛筆やシャーペンを強く当てると傷跡がつくおそれがあるので優しくソフトにが下書きのコツ
下書きの上にサーフェイサーをかけても透けて見えるので本塗装時になぞりやすいです。
▼真鍮線の定番:ウェーブ(Wave)直径1.0㎜/ホビー用
▼アルミ線:ウェーブ(Wave)直径1.0㎜/ホビー用
ピンバイスも直径1㎜のドリルが入手しやすいので金属線も1㎜が定番です。
ただし、パーツの厚みが薄い場合は0.5㎜以下が必要になることもあります。
※金属線でパーツを繋ぐ時は、ピンバイスの穴がズレるとパーツもズレます

▼タミヤ:精密ピンバイス(ドリル径:0.1〜3.2㎜対応) ※ドリル別売
▼キソパワーツール No.28913:ピンバイス用ドリル0.3〜3.2㎜の10種入り
真鍮線とアルミ線のメリットとデメリット

パーツ同士を合わせる軸打ちのコツ
「軸打ち(じくうち)」は、ガレージキットのパーツ同士を正確に接続するために金属線を差し込む穴を開けて芯を通す作業のことです。
※仮組みなのでくっつけると塗装しにくくなるパーツには接着剤の使用は控えた方が安全です
パーツを合わせると隠れる部分は穴開けをミスしてもパテで埋めてやり直しが可能ですが、やり直しが難しい透明パーツや細い部分に軸打ちする時は特に慎重に行ってください。

足の付け根とか上半身と下半身を繋ぐ穴が微妙にズレちゃって2つ空いてたりする♪
接着剤(ボンド)

塗装前に接着しておく方が塗装がしやすいパーツは接着剤で固定しておきましょう。
例:軸打ちで繋ぐ必要のある毛先のパーツ、半分に分割されてる武器類など
塗装前ならはみ出した接着剤もデザインナイフやヤスリで削れます。
コニシ「クイック5」やセメダイン「ハイスーパー5」は、2種類の混合液を数分内に混ぜて暫く固定する必要があるエポキシ系接着剤です。
シャバシャバの液体ではなく粘度のあるタイプで完全に硬化するまで時間がかかります。
※クイック5の場合、硬化開始5分後/固定時間15分/20℃以上で実用硬度に到達まで40分なので固定が安定しても半日〜1日開けた方が安全です。ハイスーパー5の方も実用硬度まで数時間かかります。
上の画像の髪パーツをエポキシ接着剤と軸打ちで繋いで10年以上取れていないので完全硬化すると触れたり、倒したり、落としたりしない限りは長持ちです。※倒したら折れ濃厚
▼エポキシ接着剤
▼セメダイン スーパーX2 超多用途接着剤
クイック5やハイスーパー5にはゴム類を、接着できませんが、スーパーXは多用途で幅広く接着できます。弾性があるので衝撃吸収を兼ねて折れやすいパーツに使われます。

バラせるようにしときたいし、再塗装が難しくなるから軸打ちで足りる部分は接着剤使わない派
⑸プライマー&サーフェイサーで下地塗装
プライマーとは?

プライマーは、塗料とレジンの密着性を上げるために使います。
特にレジンキットは剥がれやすい素材なので食い付きを良くするにはプライマーは必須です。
エアブラシで吹きかける液体タイプとスプレータイプがあります。
プライマーかけた上からサーフェイサーを吹き付けるのでプライマーの色は透明が無難です。
※特に透明のパーツで透明感を活かしたい場合は、色付きのプライマーを使うと透け感を失うので気をつけてください
▼液体タイプ
※ガイアノーツの液体プライマーは希釈しないでエアブラシで吹きかけて使うタイプです
▼スプレータイプ
サーフェイサーとは?
本塗装前に表面の凹凸の状態を確認するためにサーフェイサー(通称サフ)を吹きます。
厚め目に塗ることで僅かな小傷を隠すのこともできます。
パーツの元々の色より発色を良くするため本塗装の色を考慮しながら白色(ホワイト)、灰色(グレー)、黒色(ブラック)のサーフェイサーを使い分けましょう。
サーフェイサーを吹きかけても気泡や傷が目立つ場合は、再度修正してからサフの再塗装をします。

個人的には人型なら白サフ(顔や肌の塗装がしやすい)、ロボットや車系なら灰サフです♣︎
▼グレー(灰サフ)
▼ブラック(黒サフ)
プライマー入りのサーフェイサーも販売されているのでお好みで使い分けましょう。
ただし、クリアパーツの透明感を出したい時には要注意!

クリアパーツ(透明部品)で透け感を出したい時は、透明のプライマー→クリア系の本塗装するので色があるサーフェイサーは使いません
▼ペインティングスタンド&クリップ
⑹本塗装
サーフェイサーを吹き終えて完全に乾いてから本塗装に移りましょう。
本塗装に必要な道具をリストアップしながら進めます。
ペイントブース(塗装ブース)
プロペラファン搭載で空気中に舞った粒子や匂いを吸い込んで外へ排出するための塗装ブースです。
サイズ/折りたたみ式/ファンの強弱調整/延長排気ホース/LED照明/交換用フィルターなどの有無を確認しながら選びましょう。
✔︎塗装ブースの置き場所がない場合や何体も塗装しない場合は、ボール紙でできた使い捨ての簡易塗装ブースまたは段ボールで代用できます。
▼クレオスの簡易塗装ブースは、背面にファンを取り付けれるようになっています ※ファンやダクトは付属していません
▼AKEIE 自作塗装ブースは、静音ファンとダクトホースが付属しています。※ダンボールは自分で用意
✔︎作業前の注意事項:エアブラシやスプレーを使うと細かい塗料の粒子が部屋中に舞います。換気は必須!塗装中のマスク着用も推奨。
※ファンとダクトを使用せずに室内でエアブラシや缶スプレーを使用すると部屋中が粉だらけになるので掃除も超大変!(サイクロン掃除機は粉や砂に弱いので掃除の際はパック式掃除機の方がおすすめ)
家電類や機械類は、作業前に別室に移す(またはビニールで覆う)などして故障から守りましょう。
飛び散った塗料が入ってしまった飲み物は体に有害なので作業中の飲み物は、別室で飲む、または、蓋つきのコップやペットボトルを使用しましょう。
※雨天など湿度が高い日は、水とび(塗装の斑点)、乾燥の遅れによるムラ(にじみ)、埃や細かいゴミがパーツに付着しやすい、低気圧下で缶スプレーの勢いが落ちるなどのリスクがあるのでご注意ください。
本塗装ができる道具の種類
❶エアブラシ+コンプレッサー(静音がおすすめ)
エアブラシのハンドピース(本体部分)は大きく3種類、ボタンタイプ(トップレバー式)の①ダブルアクション/②シングルアクション/③トリガータイプ(ピストルグリップ式)があります。
▼ハンドピース:ボタンタイプ(トップレバー式)
ダブルアクション:レバーを指(親指)で押すと空気が流れ、さらにレバーを後方に引くことでニードルが下がり塗料が噴き出す量を調整できるのでシングルアクションより自由度が高いです。

シングルアクション:ボタンを押すと空気が出て同時に塗料も出ます。噴射量は吹く前に調整ノブで設定します。
シングルアクションで空気だけを出すにはカップを空にする必要があります。
※シングルアクションは、ダブルアクションやピストルグリップのようにカップに塗料が入った状態で空気(エア)だけを噴射することができません。そのため、エアのみで埃を飛ばしたり、塗料を入れたままエアの出具合の確認ができません。
▼ハンドピース:トリガータイプ(ピストルグリップ式)
トリガータイプ:銃のレバーのような形状で指(人差し指)を引く動作で空気・塗料を操作します。最初に引くと空気を噴射し、さらに引くことで塗料が出ます。※人差し指が前方のレバーにかかるため、上下移動は比較的安定する一方で左右の平行移動がブレやすく慣れが必要

購入前に「トップレバー」と「トリガーグリップ」の指の形を真似てみて上下左右、斜め、円(弧)を描いて移動させてみて?
手ブレが少ない方を選ぶと操作しやすいと思うよ♪
※ハンドピースも安価帯のものであれば、有名メーカーの半額以下で販売されていたりしますが、物によっては詰まりやすかったり、ムラが起きやすかったりするので用途や予算に合わせてお選びください
また、ガレージキットやプラモデルを塗装をするならコンプレッサーがあった方が便利です。
ただし、コンプレッサーの音は、ぴんきりですが静音のものでも多少の音がします。
※静音でないものは水槽のポンプや電動マッサージ器よりうるさいものもあるので注意が必要
特にアパートやマンションにお住まいの方、一軒家でも隣との距離が近い方は騒音ドラブルを避けるために静音タイプ推奨です。

入門に使える静音コンプレッサーで1〜2万のも増えてきたね(クレオスとか)
▼コンプレッサー
・クレオス(Mr.リニア プチコン:作動音 約45dB/吐出口サイズ PS(細)及び1/8(S)用ジョイント)
・クレオス(カロン:作動音 約35〜40dB/吐出口サイズ:PS(細))
※カロンは、PS(細)サイズで1/8(S)のジョイントが付属していないので必要な場合は別途用意
・aurchsのコンプレッサー「quiet(動作音:約25dB)
静音度を優先する場合:クレオス「カロン」やaurochs「quiet」は、振動音も小さく静かなので夜間でも使いやすく入門として必要十分です(ハンドピースはクレオスの方が定評がある)
▼ドレンキャッチャー
ドレンキャッチャーは、コンプレッサーが空気を圧縮する際に湿気を含んだ水分、油分、ゴミ等を受け止める器具です。ハンドピースに到達して吹き出しトラブルになるのを防ぎます。
▼クレオス:アルミ製のドレンキャッチャー(テープの文字は印刷なので溶剤で拭くと落ちます)
▼タミヤ:樹脂製のドレンキャッチャー(エアブラシ用フィルター)
▼レギュレーター(圧力調整器)
レギュレーターは、基本的にはハンドピース→ドレンキャッチャー→レギュレーター→コンプレッサーの順に繋ぐ塗装を適切な圧力に調整する器具です。
圧力が高すぎると塗料が吹き飛び、低すぎると塗料が出なくなりますが、レギュレーターで空気圧を調整すると細かい塗装(陰影、グラデーション等)がしやすく、圧力を一定に保つと塗装ムラを減らせます。
ウォーターセパレーター(圧縮空気中に含まれる水を空気から分離・除去するもので結露対策になる)が一体になってるものが多いですが、念のため商品詳細に目を通しましょう。
※入門キットにはレギュレーターがついてないことが多いので必要に応じてご用意ください。
▼圧力計なしタイプのレギュレーター
▼圧力計・デスク固定器具付きのレギュレーター(0〜0.4Mpa調整/ネジ口径G1/8) ※エアーホース別売
✔︎G1/8とSネジ1/8は同じ規格です。G1/8は管用平行ねじ(Gねじ)の一種で1/8(Sネジ)も同様の規格を指します。
※要注意:樹脂製の製品や印刷物はツールクリーナーなどの強い溶剤で溶けてしまうのでハンドピースを掃除する時は、先にドレンキャッチャー・レギュレーター・コンプレッサーを外して遠ざけましょう!
エアブラシのカップの洗い方

ハンドピースのカップの掃除のやり方は、残った塗料を捨てキッチンペーパーなどで拭き取った後にツールクリーナー(溶剤)を注ぎ、噴射口を指で塞ぎます。
その状態で空気を出すと逆流してブクブクと泡立つのでカップの底や先端に詰まった塗料を浮かせて溶かすことができます。
先端や針(ニードル)が汚れている場合は、ハンドピースをバラして綺麗に拭き取りましょう。
大抵のハンドピースは中央やお尻の摘みの部分を回して分解できますが、念のため各説明書に目を通してから行ってください。
※ツールクリーナーは、ハンドピースや筆などに付着した塗料を落とす溶剤です。樹脂や塗装は溶けるので塗装後のパーツ、パソコン、スマホ、眼鏡などに跳ねないように気をつけてください。
また、素手で触れると体質によって皮膚の炎症、爪の間や生え際が剥がれてきたりするので溶剤耐性のある手袋が推奨されます。
溶剤によっては手袋もボロボロになるので極力、溶剤に触れる時間は短くしましょう。

樹脂製のドレンや圧力計にツールクリーナー落として溶けちゃって買い替える人も多いので掃除の時は気をつけて‼︎
❷ハンドピース+エア缶
▼エアーカン(エア缶)
・クレオス エア調整バルブ:PS(細)サイズ
・クレオス エアーホース1.5m:PS細サイズ
※ハンドピースの口径が1/8(S)の場合はPS(細)へのジョイントが必要です
※クレオスのハンドピースセットにはジョイント/バルブ/ホースも付属していることが多い
エアブラシやプロスプレー用のエア缶は、コンプレッサーより静かに塗装できるので騒音問題にならないメリットはありますがコストが高いです。
サイズ、パーツ量、修正頻度によって変わりますが1体仕上げるのに5〜10本前後はかかると思って予算を考慮した方がいいです。
数体以上塗装するならコンプレッサーや充電式エアブラシの方が安くつきますが、エア缶の場合は作り終えると手元に残す道具が少ないので保管スペースが少なくて済みます。
❸充電式エアブラシ
充電式エアブラシは、エアブラシ本体の下に小型コンプレッサーとバッテリーが付いているタイプで2022年頃から通販でも見かけるようになってきました。
ホースが無いコンパクトさと充電して使えるのが長所です。
口コミによると、コンプレッサーを使う作業スペースが確保できない/とりあえず塗装ができたらいい/数体作る程度なら必要十分/手軽に始めれる/などの理由から普及してきています。
ただし、バッテリー自体が弱ってくると交換用バッテリーを販売してないメーカーの場合は買い直す必要が出てきます。(バッテリーを単品売りしているメーカーが稀)
また、小型のコンプレッサーが内蔵されてるため「ヴヴヴヴヴヴ…」と音がします。中には静かめなものもあるみたいです。
その他、細かい作業がやりにくい/バッテリーが熱を持つ/バッテリーを付けても動かない(断線・故障)/バッテリーの処分方法について各自治体の基準を確認するなどデメリットもあります。
大切に使えば10年以上使えるコンプレッサーよりもコストかかるので好みは分かれるでしょうか。
※SNS上では「数回で動かなくなった」「トリガーから手を離しても吹き出し続けた」「バッテリーが熱くなった」などの口コミもあるのでトラブルが報告されてる製品や怪しげなメーカーには気をつけましょう。

携帯扇風機のように発火したら怖いから過信は禁物⚡︎
❹筆塗り(手塗り)
▼タミヤ No. 87216:モデリングブラシHGII(2世代)面相筆 超極細
タミヤの面相筆(超極細)と(極細)は、ガレージキットの顔(眉、まつ毛、瞳、ハイライト)を書ける細さです。
ボディなど太めなところを筆塗りするには(平筆、中細、中筆)などが使いやすいです。
▼タミヤ 平筆No.2(約6㎜幅)、平筆No.0(約4㎜幅)、面相筆(極細) ※バラ売りもある

極細で眉毛に丁度良く、まつ毛や目の書き込みには超極細が書きやすいです。
顔は筆塗り(デカールがない場合)
※目のデカールがある場合は、本塗装後の仕上げのトップコート前に貼るのが一般的

白目や瞳の背景は、エアブラシで吹き付けた方が薄く仕上がります。厚みを気にしなければ筆塗りも可能です。
(下の方に添付している灰色の髪の方は、瞳の背景も筆書きなので厚みあり)
眉毛・まつ毛・瞳の中など細かい書き込みは超極細筆や極細筆を使います。
失敗してもやり直せるようにラッカー塗料でコーティングした上からエナメル塗料で顔を書くのが初心者の王道です。
ラッカー塗料で膜を張った上のエナメル塗料をエナメル溶剤で消してもラッカー膜への侵食が少ないのでエナメル塗料だけを落とせます。
完全に侵食しないわけではないので乾きが甘かったり、消す時の擦り具合が強かったり、修正頻度が多過ぎたりすると下に塗ったラッカー塗装が割れたり滲んだりする可能性があります。
※エナメル塗料を消す時にラッカー溶剤と取り間違えないように要注意
▼ガイアノーツ フィニッシュマスター(極細R)

フィニッシュマスターは、ちくわ型のスポンジを付属の棒に刺して塗装の細かい修正、スミ入れの拭き取り、デカールの圧着などに使えます。

余計な部分を溶剤を染み込ませたフィニッシュマスターで消して整えることができる♪
フィニッシュマスターの先端が傷んできたら僅かに切るとまだまだ使えます(棒に刺したままスポンジ部分をカットすると棒まで切れるので要注意)

このやり方なら顔以外の塗装もエナメルで修正しやすいです。

塗り分け:マスキングゾル&マスキングテープ

マスキングゾルには2種類あり、乾くとゴム状で剥がしやすい「マスキングゾルNeo」とゴム状ではないが乾いた後にデザインナイフでカットできる「マスキングゾル改」が存在します。
塗り分けるために覆って綺麗に剥がすなら「マスキングゾルNEO」がオススメです。スライムのようにツルンと剥がせます。
画像では、上側を塗装(乾くのを待つ)→上側をマスキングゾルNEOで覆う(乾くのを待つ)→下側を塗装(乾くのを待つ)→マスキングゾルを剥がす→紐などは筆塗り(はみ出すと困るところは先にマスキングゾルで保護しておく)の手順です。
マスキングテープは、曲面や凸凹に使いにくいのでゾルが重宝します。

平面ではマスキングテープを活用した塗り分けもできます。
注意点:ガレージキットの下処理が甘い/塗装が完全に乾いていない/湿気が多い/テープが経年劣化でベタついてる場合などサーフェイサーや塗装ごと剥がれることがあります。
⑺仕上げ&本組み立て
本塗装が済んだら仕上げに移ります。
デカールを使用する時は、艶ありクリアを吹いて表面を滑らかにしておくとシルバリング(デカールの下の空気の白化現象)を抑えることができます。
ウェザリング(汚れや経年劣化の再現)は、必要に応じてお好みで行いましょう。

ウェザリングマスター(パウダー)は、粉状で定着しにくいため上からトップコートが必要です。
▼タミヤ ウェザリングマスター
ウェザリングマスター「H」は、フィギュアやぬいぐるみのチークによく使われています。
ウェザリングマスター「B」は、ガンダム、戦艦、戦車などの汚れ加工に使われやすい色合いです。
デカール、ウェザリングを終えたらトップコート(艶ありクリア→艶消しクリアで調整)をして完全に乾いてから本組み立てを済ませて完成です。
※本組み立てで接着剤を使うかはお好みで

2010年代に塗装したガレージキットでも直射日光を避けて触らなければ何年も状態を維持していますが、艶消し塗装の状態で上から触ると手汗や油が染みやすく経年でくすむので注意が必要です。
ガレージキットの多くはポリウレタンレジン製(ウレタン樹脂)なのでPVC製(塩化ビニル)のように経年で可塑剤が滲み出てベタつくことはありません。
※高温多湿、直射日光、酸化で塗料やパーツは劣化するので飾る場所には気をつけてください
よく使う塗料・溶剤まとめ
注意事項:塗料は全滅する⁉︎!
塗料は、作るに必要なものだけに絞った方がいいです。
揮発性が高いので余分に買っても作らない間に全滅していることは珍しくありません。
数年に1回くらいの頻度だと毎回、塗料を買い直さないといけないかも?

塗料を使った後に瓶の縁しっかり拭き取って隙間なく閉める少し長持ちします。
数年後も使える・使えない物リスト
ラッカー溶剤/エナメル溶剤
▼タミヤ ラッカー溶剤
▼クレオス Mr.カラー うすめ液(ラッカー系)
※レベリング薄め液はエアブラシ層に人気
▼タミヤ エナメル溶剤
▼クレオス Mr.カラー
エアブラシで通常の希釈(塗料を溶剤で薄める)する時は、塗料:溶剤=1:1(粘度によっては最大1:2)
細吹き(影やグラデーションなど)の場合は、塗料:溶剤=1:1.2〜1.5
筆塗りの場合は、塗料:溶剤=1:0〜0.5(原液で書くこともあります)
※塗料の個体やメーカーによって差があるのであくまで目安です
Mr.ホビー、ガイアノーツ、タミヤ、グリズリーパンダなどホビー系の塗料を扱うメーカーは複数あるのでお好みのものを探してみてください。
ラッカー塗料編
▼クレオス Mr.カラー 46 クリア(光沢)/100 スーパークリアⅢ(光沢)
※UVカットタイプも別途発売されています
光沢クリアは、コーティング(トップコート)やクリアパーツの透明感を活かしたい時などに使います。
※クレオスのMr. Hobby「Mr.カラー(油性)」は、溶剤系アクリル樹脂塗料(ラッカー系)でラッカー溶剤で希釈します。
同メーカーには「水性ホビーカラー(水性)」、「アクリジョン(水性アクリル)」もあるのでパッケージを見てご判断ください。
・クレオス 缶スプレー スーパークリア(光沢)
※既にスプレーとして調整されているので、エアブラシのカップに指で蓋をしながら直接注ぐと液状になるので希釈無しでラッカークリア(光沢)のコーティングをできます。
▼Mr.カラー 181 スーパークリア(半光沢)
光沢のテカリ過ぎが苦手な場合に使われます。
半光沢の光沢とつや消し成分は、光沢の方が多めなので厚塗りするとテカリます。
・缶スプレー スーパークリア(半光沢)
▼Mr.カラー 182 スーパー艶消しクリア(つや消し)
艶消しクリアを薄塗りするとサラサラしていますが、厚塗りするとザラザラしたり白化しやすく光沢よりも手汗や手油による変色やホコリが絡みやすいのでご注意ください。
・缶スプレー クリア(つや消し)
▼Mr.カラー 1 ホワイト
白色は使う機会が多く、他の色と混ぜて淡い色を調合しやすいのでほぼ必須です。
▼Mr.カラー151ホワイトパール
ホワイトパールは、ラメが入っているので下地を塗装した上からクリア+ホワイトパールを混ぜてエアブラシで吹きかけるとシルク風のドレスのようになります。
※ラメやメタリックはハンドピースによっては詰まりやすい
▼Mr.カラー 2 ブラック
黒髪、影、衣服、靴、武器などによく使います。
▼Mr.カラー 112 キャラクターフレッシュ2
ハムの色のようなピンク系で人の肌の下地や肌の赤みに使えます。
▼Mr.カラー 111 キャラクターフレッシュ1
キャラクターフレッシュ1は薄い肌色なので、キャラクターフレッシュ2を塗装した上からエアブラシで吹きかけると程よい肌色を再現できます。
✔︎上で添付しているガレージキットの肌の色は、このキャラクターフレッシュ1、2の塗料をエアブラシで塗装しています
褐色肌は、色黒さに合わせて別途必要になります。
▼Mr.カラー 42 マカボニー
▼Mr.カラー 43 ウッドブラウン
▼Mr.カラー 44 タン
▼グリズリーパンダ:褐色フレッシュ/桃肌フレッシュ(下地無しでも塗り重ねると肌の色を再現できるラッカー系塗料)
カラーレジンにも使えるけど白レジンにクリアで薄めた褐色フレッシュを適当に塗ってこの仕上がり
販売中の桃肌フレッシュと同じくクリアで乗算の塗料だよ
重ねれば濃くなるのでシャドウ入れたいところは重ねれば良き感じに〜
桃肌塗装した所にシャドウやアクセントに褐色を入れる、色白の子が日焼けしちゃった塗装とかそんな工夫とお楽しみ色々できるよ〜
出典:グリズリーパンダ(公式X)2023/7/6
エナメル塗料編
▼タミヤ X22 透明(艶あり・クリヤー)
クリアパーツや口紅の透明感を出したい時などに混ぜて使える。
▼X1 ブラック(艶あり)
※XFはフラット(艶無しタイプ)
墨入れ(影)や顔を書く時に使える。
・タミヤ スミ入れエナメル塗料:ブラック/ブラウン
▼X2 ホワイト
ハイライトや白目、混ぜて薄い色を作るときなどに使える。
▼X7 レッド
透明と合わせて赤い口紅、白を足して舌など口の塗装に使える。
▼X17 ピンク
赤より淡くしたいときに使える。

その他のパーツも各キャラのイメージに近い色を探してみてください♪
出典:ガレージキット(ワンフェス レジンキャストキット)
©️西尾維新・講談社・アニプレックスシャフト・終物語 老倉育・原型 AOMAN・びけっとふぇんす
©️西尾維新・講談社・忍物語 忍野忍・原型 三上裕仁・モワノー







































































































































































































































































































































































































