推し活やSNS、書店や本の帯などで「重版決定!」といった告知や、「初版 売り切れ」の口コミを目にすることがありますよね。
漫画や小説を集めていると、よく耳にする「初版」や「重版」という言葉ですが、
「初版って何?」「重版とはどう違うの?」と疑問に思ったことはありませんか?
この記事では、本の後ろにある発行情報欄に記載されている【版】と【刷】の違いを踏まえ、「初版」と「重版」の違いについて解説しています。
書籍の【版】と【刷】の意味の違い(※間違えやすいポイント)
「版(はん)」や「刷(すり)」の発行情報は、通常、最後のページ付近にある奥付に記載されています。
間違いやすいポイントは、「版」と「刷」の意味を混同しやすいことです。
【版】の意味と読み方

「版」の意味は、本が出版されたときの形態(バージョン)を指します。
・「初版(第1版)」は、最初に出版された本。
・「第2版」や「改訂版」の表記は、初版の後に、大きな内容の修正や変更(改訂)、または新しい情報が追加されるなどして再び出版された本。定期的に修正される教科書や辞書に多い。
「版」の読み方は、「はん(ぱん)」:初版、第2版、第3版と呼ばれます。
一部、第1版の表記もありますが、意味は「初版」と同様で最初に印刷したものを指します。
第2版になる場合は、大幅な変更や修正がある場合なので第1刷と同様の場合は、「初版の第2刷」に当たります。

その「刷」って何?
【刷】の意味と読み方

「刷」の意味は、特定の版(バージョン)が、印刷された回数です。
※上の画像のように、初版第1刷であっても初版の文字が記載されてない本もあります。
「刷」の読み方は、「ずり(すり)」:初刷(1刷)、2刷、と呼ばれます。
濁点の有無は、地域差や個人差があるようです。
業界用語を使わない場所や個人差では、音読の「さつ」(例:2刷)と呼ばれることもあります。
・「第2刷」は、初版の第1刷を終えた後、売れ行きが良かったり、在庫がなくなったりしたために、初版の内容を変更せずに、再び印刷された本。
・「第3刷」は、第2刷を終えた後、3回目に印刷された本。
・「第2版2刷」は、第2版になってから2回目に刷られた本。


画像のは、初版の内容のまま47回目の印刷された本ということね!
初版本と再版品の見分け方

一般的には、初版本は「初版の第1刷目」を指すよね
✔︎初版本コレクターとは、初めて出版された本(または、巻)である「初版 第1刷」を集める愛好家を指します。
初版本を探すときに再版品と見分ける方法は、本の奥付に「初版 第1刷」「第1版 第1刷」「第1刷」のみであるかを確認してください。
再び追加で刷られた本には、第2刷以降の表記も記載されているので初版本と区別することができます。

シュリンクある場合は、自分で確認できないから店員さんに確認してもらおう⭐︎
本の「初版」と「重版」の違い
上で触れた通り、初版とは、本が最初に出版されたときの「版」を指します。
その本の最初のバージョン(版)という意味なので、初版本の奥付には「初版」と明記されることが多く、初版の発行日も記載されています。
対して、「重版」は、同じ版を利用して追加印刷(2刷以降)されることを指します。
重版は、初版と内容と同様です。
※「増刷」は、変更なしで追加印刷することですが、「重版」は、誤字脱字などの軽微な修正を含む場合もあります。
重版は、初版の第1刷目が終わってから再び印刷・販売することなので、1回目の重版時に発売された本の奥付には、初版第1刷の発行情報の下に「第2刷」とその日付が記載されていることが多いです。
▼第2刷以降の本の奥付の記載例
◯年△月□日 初版第1刷発行
◯年△月□日 第5刷発行
※3回目なら3刷、10回目なら10刷と記載されます。
「刷」の数字が大きいほど、発行部数が増えていることを意味します。つまり、初版が発売された後、人気が高く、売れ行きが好調であることを示しています。
第2刷以降も、第1刷の内容と同様ですが、本の表紙に巻きつけてある帯封(おびふう)は、重版ごとにデザインが変更されることがあります。
漫画や小説の帯には、「◯万部達成!」「◯◯賞受賞!」「TVアニメ 3期 絶賛放送中!」「ドラマ化決定!」「劇場版 第2弾 制作決定!」「コラボプレゼント実施中!」など、書籍化や重版決定のタイミングで話題性のある様々な告知が載ることが多いです。

推してる作品が、1位受賞や入賞したときの重版の帯に涙目になったりね⭐︎

海外ファンの方が、「記念特典付きの重版が発売されても、こっちで買えないよ〜(ToT)」って悲しんでたことがある

コストがかかるけど、①現地の友達に頼む、②海外のオークション&フリマで見つける、③自分で通販から購入した商品を海外荷物の転送サービスで自宅に転送するとか⭐︎
重版決定と重版出来の差
「重版決定」は、重版をすることが決まった段階を指す言葉です。
そして、刷り終わって完成した本が、書店や通販に納品されて販売できるようになった状態を「重版出来(じゅうはん しゅったい)」と言います。
重版は、市場の需要やトレンドが急速に変わることが多いため、在庫を過剰に抱えず、かつ欠品しないように調整するのが難しい課題とされています。
しかし、売れ行きが好調で重版が決まると、著者や出版社、ファンにとって喜ばしいことでもあります。
より多くの人に作品が届く機会が増え、続編、アニメ化、ドラマ化、映画化、グッズ化に繋がることもあるので、一読者としても嬉しいですね。

初版本は、電子書籍や販路の多様化もあって昔より入手しにくくなったような?

ネット予約や書店の先行予約で予約が殺到すると、発売日当日でも既に第2刷なこともある⭐︎
SNSの推し活垢で「重版決定!」をよく見かける体験談

自分のSNS垢は、クリエイターさんや企業の商品を眺める推し活垢だから、特にイベント時に重版決定のお知らせをよく見かけます♣︎
漫画や小説が、受賞したり、アニメ化で話題になった時に重版報告を頻繁に見かけます。
※推し活垢故に、エンタメジャンルに特化した情報がおすすめ表示されているため
特に、重版を喜ぶコメントやファンや仕事仲間への感謝を投稿されていたりするのを見かけると微笑ましくなります。
沢山の方々が携わった製作者の奮闘があり、他の読者の方々が居て作品の続きが見られる。
そう思うと、贅沢を味わっている恐れ多さが込み上げます。
作っていただいた感謝と、
買って繋いでくれた読者への感謝と、
続編を楽しめる喜びと。

一読者としても嬉しい重版です⭐︎

書き物が目に止まって読まれるって凄いことよね♦︎








