好きで楽しくて嬉しい一方で好きだからこそ時に病むこともあり得る推し活です。
この記事では、そのような推しに悩む理由についてまとめています。
1.推しの匂わせ
推しに病む理由の筆頭として挙がるもの、それが『匂わせ』と呼ばれるものです。
匂わせとは何?
サスペンスドラマの刑事が「何か匂ってくる」(怪しい)という意味で用いるのに似ていますが、上で挙げた「匂う」は受動的な意味であるのに対して「匂わせる」は能動的な意味合いを持ちます。
具体的な匂わせの例
- 推し、または、親しい仲と目されるSNS上に共通する写真が上がってる
- 贈り物の公開をしたことのないような推しが急にプレゼントの公開をする
- 意味深なポエム調のツブヤキが始まる
- ツブヤキに暗号が混じっている(例:段落の飛ばし読み、縦読み、逆さ読みなど)
- 相手を言及することなく通話やデート後であることを仄めかす発言が見受けられる
など
推しが匂わせる心理
堂々と公表できる立場にない
特定の親しい人の公表は、推しにとって支持者を遠ざけてしまう可能性があることからも公にしにくいものですよね。
その抑圧から「匂わせ」に走ってしまうこともあるのだとか。
恋に盲目になってしまう
恋をすると対象への判断能力が下がります。
誰でも何かに熱中していると視野が狭くなりますよね。
ながらスマホによる事故が一時期話題になったように「スマホの画面を見ている時に外に対しての意識が極端に下がる」と例えるとイメージしやすいでしょうか。
その視野を広げようと思うと画面(対象物)から視線を外して距離を取る必要があるように、恋の盲目から目を覚ますにも物理的または心理的距離が必要です。
そうは言っても既に熱中している当事者が自力で距離を保つことは困難なため、ブレーキを踏んでくれる家族や友人の存在も大切です。
推しから匂わせよりも相手からの匂わせの方が腹が立つ⁉︎
対象と自身の関係を脅かす因子として恋敵を嫌うように、円滑な推し活を妨げるものに危機感を覚えるのは本能です。
匂わせられるまで知らない者の視点では、天敵が急に現れたようなものですから、そちらに意識を奪われるのも自然な反応ですよね。
2.推しが恋愛や結婚したことを公表された
影響力の高い推しの結婚報告ともなると所属事務所の株価に数値として影響を与えます。
またわ、その背景に相応の『推しロス』が生じていることの現れとも言えます。
実際に、SNS上では「おめでとう」の声が上がる一方で、応援したい気持ちと傷心の板挟みに苦しむ声も多数上がっています。
たとえ、「いずれ訪れるかもしれないこと」と意識をしていても事実を知った瞬間に込み上げてしまう感情は回避しにくいものですよね。
3.推しに嫌なことがあった
推しの元気がなかったり、何かしらの不幸があったなどの理由から感情移入を伴うことも珍しくはありません。
共感力が高い人ほど良くも悪くも情報に影響を受けやすいため、推しを労るその優しさを自分にも向けてあげましょう。
4.推しのグッズや情報が多過ぎる
推しの更新情報が多かったり、グッズが多いと許容量を超えてしまうことがあります。
SNS上でも「箱推しは破産する」というパワーワードが見受けられるように、推し活を円満に楽しむためのコツは、情報過多やグッズ過多に陥らないための取捨選択なのかもしれません。
5.推しが可愛すぎる/カッコ良すぎる
推しの容姿・仕草・発言をカワイイ(カッコイイ)と感じるのも推し活の醍醐味です。
しかし、癒しのはずの推しであっても高揚や緊張が頻発してしまうことで疲れを感じてしまうこともありますよね。
息抜きのための推し活で息を詰まらせてしまぬように推し以外にも息抜きが必要です。
6.推しと比較してへこむ
「他者のと比べると不幸になる」というように劣等感を得るための比較はメンタルに響きやすいです。
他者の長所と自分の短所を比べてしまうと自信も気力も削ぎ落ちやすいですよね。
ことわざでは「隣の芝は青くみえる」と言いますが、誰もが何かしらを抱えて日々をやりくりしているという意味では「隣も芝の根は赤い」のかも⁉︎
7.推しのスキャンダルによって不信感を抱く
推し活は、支持者にとっても葛藤が生まれやすい環境でもあります。
推し自身がキャラクターしての自己と素の自分との役割葛藤が生じるように、推す側にとってもスキャンダルを引き金に理想の推し像と現実との乖離が生じることがあります。
※公表された情報が全て正しいとは限らないため注意は必要です