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シューグー[shoe goo]の使い方と修正/靴底かかとのすり減り補修剤で靴底修理

気付いた時には、遅し”SOLE”のすり減り。そんな時に役に立つ靴の補修剤!

無残にも磨り減ってしまったソールの踵部分を『シューグー』さんの力を借りて補修していきましょう。

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[靴修理]すり減った靴のソールのかかと部分をシューグーで盛ろう

シューグーの使い道

主な使い道としては、はがれ補修・靴底の滑り止め・すり減った部分を盛る・靴の穴塞ぎ…ext.

【使用出来る素材】

ゴム・天然皮革・人工皮革・布・キャンバス・木・ガラス・金属・コンクリート・プラスティックなど。※但し素材によって使用出来ないものもあります。

【使用出来ない素材】

PET・シリコン・ポリエチレン・発泡スチロールなど。

引用元:シューグー使用方法-使用出来る素材/使用出来ない素材

 

シューグーの使い方:すり減った靴の踵を盛ろう!

(付属品:シューグー100g/木製ヘラ/ヤスリ)

シューグーには、黒・白・ナチュラル(ナチュラルは普通の輪ゴムのような黄色系統の色です)などのカラーがあります。

また、シューグーシリーズの中にはスポーツグー(クリア=透明)などもありますので自身の用途に合ったシリーズと色をお選びください。

 

シューグーで踵を盛る手順

(今回使用した踵のすり減った靴)

 

※ゴム等にアレルギーのある方は御注意下さい。

また、アレルギーがない場合であっても、よく換気しながら作業する事を推奨致します。

 

①靴を洗って汚れを落としてから乾かす

汚れや砂が付着していると吸着力が落ちたり、補修剤に砂や小石が混じってしまいますので綺麗にソールを洗ってから御使用下さい。

 

②接着しやすいようにヤスリで面を荒くしたり整える

ヤスリで表面を粗くする事で吸着力を高めることが望めます。

何度も張り替える予定の場合は、表面を粗くしていない方がやや剥がしやすいため、ヤスリの使用は個々のお好みといったところでしょうか。

 

③シューグーを流し込んでもはみ出さないようにガードを付ける

※ガード(かかとの型をつくるための型板として使用)があった方がラインや高さを整えやすいです。

補修する靴のソールに合った高さと長さになるように切り出したものを2本(両足に使用するため)用意できると重宝します。

 

※そのままの状態では剥がしにくい場合があるため、剥がしやすい素材の使用がオススメです。

 

※シューグーがくっつきにくい物(剥がしやすいもの):
ガムテープのツヤ面/牛乳パックなどのツヤ面/ポリエチレンのクリアファイル/シリコン製など。

 

それとは反対に、くっつくものは以下のようです。

Q: シューグーが着く物はなんですか?
 
​ A: ABSプラスチック、アルミ、レンガ、ブリック、カーボンファイバー、生地、コンクリートブロック、コンクリート、銅、グラスファイバー、ガラス、ジーンズ、ワッペン、ラジコン、石、ゴム、鉄、壁紙、ウエットスーツ、木など

出典 :http://www.shoegoo.co.jp-F.A.Q-よくある質問-シューグーが着く物はなんですか?

 

ガムテープの表面や牛乳パックの裏面等でシューグーは綺麗に剥がせる?
紙ガムテープ編

薄いプラスチック板の内側にガムテープを貼り付け、その上にシューグーを塗り硬化を待ちます。

ー24時間後ー

スルリ♪と剥がす事ができました。

 

※ただし※

ガムテープの場合は、長時間ソールに押し当てていると水分が染み込んだり、内側に曲げると縦ジワができやすく硬化した際に見栄えが落ちるため、補修にはガムテープの方が向きそうです。

 

布ガムテープ編

ー24時間後ー

(一部のスニーカーのソールの側面のように凹凸やムラのある場合には、粗目の方が向いている場合もあります)

 

(凹凸やムラのあるソール側面の例)

 

もしも、布ガムテープの表面の粗目が気になってしまう場合は、牛乳パックやポリエチレン製のクリアファイルなどの選択肢もありますのでお好みで使い分けて下さい。

 

牛乳パック編

(牛乳パックの裏面にシューグーを塗付)

(24時間後、軽く剥がす事ができました)

(紙ガムテープよりもシワが入り込みにくく、

また、布ガムテープよりも目が細かいです)

 

牛乳パックは入手もお手頃な上に、高さや長さを調整もしながら切り出しやすいので便利ですが、一度使用するとクシャクシャになったり破れてしまうこともあります。

(下記の修正の項目にて牛乳パックを使用)

 

ガード(エッジ/型板)の使い方:

ガード、エッジ、型板、正式名があるのかは不明ですが以下”ガード-型板”と述べさせていただきます。

ガード-型板を使用する事で、かかとのラインに合わせて固定する事で擦り減った部分に流し込みやすく形成し易くする事ができます。

 

また、高さを合わせるとヘラなどで平らにもし易くなります。

 

ガードを付ける場合は、養生テープや布ガムテープなどで固定してください。

 

※靴の生地の部分にテープを貼り付けてしまうと剥がれてしまう恐れがあるため、なるべくソールだけに貼り付けて固定することが望ましいです。

 

ガード-型板を付けると形成しにくい靴や型板を付けにくい靴の一例

靴を横から見た際に、ソール部分が曲線あるいは膨らんでいるものはガード-型板を付けると隙間ができやすいため、ガード-型板が無い方が形成しやすいかもしれません。

 

ガード-型板を付けやすく形成しやすい靴の形の一例

踵部分が横から見て直線に近い場合、ガード-型板を付けやすく隙間ができにくいため形成もしやすくあります。

 

(こちらは、牛乳パックを使用)

このように隙間が少なく踵の縁に合っていると理想的です。

 

使用前にガード-型板を踵に沿わせてみて、有・無のどちらがやりやすそうか確認してみて下さい。

 

④ヘラ(下敷き)でシューグーを伸ばして平らにする

ガード-型板を付けた場合、すり減りが多い部分からシューグーを流し込んでいきます。

※補修剤を流し込んで行くときは、ヘラで押し込みながら行うと隙間ができにくくなります。

 

次に、ヘラなどを使用して平らに伸ばします。

伸ばす際には、面が大きく透けて見ることができる透明な下敷き透明のプラスチック蓋などを手頃なサイズに切り出したものを使っていますが、お好みで使いやすいものを使用して下さい。

また、透明ではありませんが牛乳パック等を切り出したものもお手頃で便利です。(特に厚みのある部分)

 

※下敷き等は補修剤の種類によっては張り付くと剥がしにくいため下敷きに透明のテープやガムテープを貼り、貼った部分のみで使用すると後片付けがしやすく使い回しやすいです。

または、使い捨て用にコンビニ弁当やお寿司の透明な蓋などを使いやすい大きさに切り出し、ストックしておくと後片付けの手間を減らせます。

 

⑤24時間程度乾かし、固まるのを待つ

・薄く塗った場合(2~3㎜)・・・・・約12時間

・少し厚く塗った場合(約5~8㎜)・・約24時間

・シューグーを厚めに盛る場合は、2・3回に分けて塗り重ねて下さい。

・乾かす時間が長いほど硬化し、粘着力が強くなります。

引用元:シューグー使用方法-硬化時間(目安として)

今回は28時間経てから剥がしましたので、しっかりと硬化していました。

季節や気温にもよりけりですが、硬化不十分にならぬように時間を十二分にかけてから剥がす事で失敗を少なくできます。

 

⑥完全に乾いた後、ガードを外してからデザインナイフ(カッター)やハサミ等で、はみ出した部分などを整える

 

今回は、剥がしやすい素材を使用していないとどうなるのかを伝えたいため、まずは剥がしやすい素材を使用していない状態で作業を行なっています。

 

テープで固定したガードを剥がす際にシューグーが張り付いて剥がしにくい場合は、

隙間にデザインナイフを差し込み、ゆっくり剥がしていきましょう。

 


(ガード-型板に剥がしやすいものを使用していない場合は、このように剥がす際にカットが必要になり、やや見栄えが落ちてしまいます。)

 

ガード-型板の内側に剥がしやすい素材を使用していないため、へばり付いてしまう部分がありました。

(シューグーは、プラスチック板に残ったへばりつきも力を入れれば引っ張り剥がす事が可能でした。補修剤や材質の種類よっては剥がす事が困難な場合があるため御注意下さい。)

 

少しでも綺麗に仕上げたい場合には、是非とも剥がしやすい素材を使用してみて下さい^^

 

それでもカットが必要になり、カットした断面の粗さや気泡が気になる場合は、新たにシューグーを薄く塗って気泡を塞いでください。(または、修正したい部分をカットしてから再補修して下さい)

 

(カット跡と気泡を隠すため薄く塗ってみました)

今回は、このソール側面の後塗りによる光沢を無くすため修正していきたいと思います。

 

【修正】シューグー補修をなるべく綺麗に仕上げたい。失敗をやり直してみよう

綺麗に仕上げても歩いていると再びすり減り見栄えは落ちていくものですので出来栄えを深追いしない方が良いのですが、

 

どうしてもやり直したい場合には、慎重に剥がしながらシューグーの部分のみカットした後に改めてシューグーを流し込むと部分的にやり直すこともできます。

 

ゆっくり、ゆっくり剥がせそうかどうかを靴に問いかけながら慎重に…慎重に…剥がしてはカットしていきます。

 

※強く吸着していますので本体のソールまでカットしてしまわないように慎重に行なって下さい。また、ソールの柔らかさによっては無理に剥がそうとするとソールの表面ごと千切れたり、ソールと生地部分が剥がれたりする可能性もありますので無理のない範囲で行なって下さい。

特にスポンジのようなソールや一度穴が開いてしまったような耐久値が低い靴などは剥がすことが困難な場合がありますので無理のない範囲で留めて下さい。

 

(修正したい部分を慎重にカット)

 

再びガード-型板を付けてからシューグーを流し込み、表面を平らにしてから硬化を待つのですが、

今回は、前回のように後塗りによる光沢を避けるため剥がしやすい素材(牛乳パックの裏面)を使用しました。

 

 

ー余裕を持って48時間後?ー

 

Ta-Da‼︎

修正前よりも綺麗に仕上がったのではないでしょうか?後塗りする必要が無さそうです。 

 

裏も後ろの方を1mm程度盛り増し致しました。

(ツヤは歩いていると擦れて消えていきます)

 

404 NOT FOUND | TUDUREBA”つづれば”

 

・剥がした牛乳パックの使い回しは難しい

牛乳パックは使用すると剥がす際にヨレやシワになりやすく、ガムテープに張り付いて牛乳の表面が剥がれてしまうことがあります。

一度シワが付いたりや厚みが失われてしまうと使い回しには不向きですので、飲み終わった牛乳パックを幾つかストックしておくと重宝します。

 

※シューグーには牛乳パックは重宝しますが、その他の補修剤には向かない事もあるため御注意下さい。

 

Before/AfterⅡ

 

 

見比べてみると、すり減ったソール部分がシューグーで補われている事が一目瞭然ですね。

あくまで補修であってソールごと交換してわけではありませんので補修感は漂いますが、応急処置やソールの延命としては心強いと感じます。

 

出来栄えの深追いは厳禁♪

(本体のソールにデザインナイフを刺してしまい深さ0.5㎜ほどスライスしてしまいました)

シューグー部分だけをカットして見栄えを良くしようと深追いしてしまうとソールまでカットし兼ねないため深追いは厳禁です。

初めから補修剤の付いて欲しくない範囲にはテープを貼っておいた方がいいかもしれませんね。

 

other

欲を出してしまうと失敗しやすいですよね。

 

amini

失敗の仕方をまた一つ学んだだけなのです。

 

手についたシューグーの落とし方

注意書きには、アセトンで落とすことが可能と記載されています。

それ以外にも除光液や溶剤などで落とせるかとは思いますが、アレルギーがある場合や肌が弱い場合には使用しないで下さい。

また衣服への使用は、なるべく避けましょう。染料が脱色し剥げてしまいますので汚れてもいい服装で作業を行なって下さい。

シューグーの場合は、手に薄くついた程度であれば粗方拭き取ると硬化するまで然程時間はかかりませんので擦り落とす事が可能です。その後、しっかり手を洗うと視認できない程度には落とせるかと思います。

 

手についたシューグーは布ガムテープでも取れる?

付着したシューグーの厚みが薄い場合は、数分程度で硬化し始めます。

そこで役に立つのが、布ガムテープ!

その粘着力を利用すると手についた粗方のシューグーを剥がす事が可能です。

 

 

①:指に付いた半硬化・硬化したシューグー

②:布ガムテープを指にしっかりと貼り付ける

③:剥がす(1回でも大半取れました)

④:②〜③を繰り返す

 

硬化しやすいため硬化するとベタつきにくく数ある補修剤の中では剥がしやすい方だと感じます。

 

シューグーは自然乾燥がベター

シューグーを含む多くの補修剤には溶剤が含まれており、それが蒸発していくことで硬化していきます。

※補修剤の中には熱湯や熱風で急速に固まるタイプのものも販売されていますが、シューグーやシューズドクターなどの場合は自然乾燥がベターだと感じます。

また、ドライヤーなどの熱風を至近距離から吹きかけてしまうと沸騰し気泡が表面に出たり、膨張した後で萎むことによりムラが増えてしまう恐れがありますので御注意下さい。

※火器厳禁

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余談:靴底のすり減り対策

個人的な靴底(かかと)の減り対策としましては、本体のソールが減ってしまう前に、すり減り防止の補修ゴムや金属プレートを貼り付ける事で本体ソールのすり減り予防を行なっています。

新品の靴には、補修ゴム・補修プレートを貼り付け。

本体のすり減ってしまった靴には、補修剤を塗付(シューグーやシューズドクターなど)。

といった具合に使い分けています。

 

404 NOT FOUND | TUDUREBA”つづれば”

 

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