▽この記事から分かること▽

ロリポップのプランと新規契約の前に知っておきたい手順6つと各注意点
各手順ごとに動画と画像を用いて丁寧に解説してみました?
※WordPressブログの開設には契約するレンタルサーバーの違いはありますが、以下の一連の初期設定は概ね共通します。
- ロリポップ申し込み~ユーザーページの開設
- 独自ドメイン取得の手順
- データベース名を付けてWordPress簡単インストール
- 独自SSL(無料)設定
- WordPressでhttps://からhttps://にURLの変更
- 常時SSL設定(https://のURLにアクセスを転送して一本化)
「ブログを低コストから始めたい」
「安いプランでも好評なレンタルサーバーがいい」
「WordPressブログを開設するまでの手順を前もって知っておきたい」
誰しもブログを始めるにあたり考えるポイントですよね。
この記事では、低価格帯の中で好評のあるレンタルサーバー『ロリポップ!』のプラン内容と申し込み~WordPressブログ開設までの手順の解説および各項目ごとの注意点を添えていますので参照してみてください。
※その他の補足は後に追記
- ロリポップのプラン表と基本的な内容
- 初心者に優しい「WordPress簡単インストール」で楽々ブログ開設!
- 【スマホからもできる】ロリポップの新規契約&お試し期間の手順
- ムームードメインでドメインを取得『独自ドメインずっと無料』の適用方法
- ロリポップ:「データベース名」を指定してから「WordPress簡単インストール」をする方法
- 独自ドメインを『SSL設定(無料)』設定をする方法
- 【続・独自SSL設定】WordPress設定のURLをhttps://に変更する方法
- 『常時SSL設定』https://へのアクセスをhttps://にリダイレクトする方法
- レンタルサーバーのMySQLデータベースとは何?多い方がいいの?
- ロリポップで設定できる独自ドメイン数
- 初心者でも低コストなライトプランよりスタンダードプラン以上の方がいいの⁈
ロリポップのプラン表と基本的な内容
レンタルサーバー『ロリポップ!』とは?
『GMOペバポ株式会社』による『ロリポップ!』は、2001年11月11日からレンタルサーバーを提供開始の後、現在に至るまでアップグレードを重ね、ユーザー数『170万人』に支持される老舗の人気レンタルサーバーの1つです。
あなたの「やってみたい!」を応援します!
引用元:レンタルサーバー「ロリポップ!」
ロリポップ!なら、ホームページ、ブログ、ネットショップ…
これらが今すぐ、そして簡単にできちゃう!
マニュアルやライブチャットを完備しているので、ホームページ初心者でも安心。

ロリポップ プラン表 | 容量 | WordPress 使用可能 | 初期費用 | 転送量 一日辺り | ストレージ | mysQl データ ベース | 電話 サポート | Web サーバー |
エコノミー | 20GB | × | 有 | 200GB | SSD | × | × | Apache |
ライト | 160BG | 〇 | 有 | 500GB | SSD | 1個 | × | Apache |
スタンダード | 200GB | 〇 | 有 | 700GB | SSD | 50個 | 〇 | Apache |
ハイスピード | 320GB | 〇 | 無料 | 900GB | SSD | 無制限 | 〇 | Lite Speed |
エンタープライズ | (1TB) 1,000 GB | 〇 | 有 | 1.2TB | SSD | 無制限 | 〇 | Lite Speed |
旧プラン表との比較とロリポップの質の向上

ハイスピードプランが導入された2019年のプラン内容と現在のプラン内容を比較すると容量/転送量ともに大幅に向上しています。
大幅アップデートに伴って価格が微増したプランもありますが、目玉のハイスピードプランは更に価格改定されました。
このように時代に応じてサービスやプランの内容は変化していきます。それを踏まえると長く経営されてるレンタルサーバーは時代の変化に合わせ続けているという点で適応性が高いともいえます。

歴史が長いと出ている情報が多くて困った時に調べやすいよね♪
初心者に優しい「WordPress簡単インストール」で楽々ブログ開設!
WordPress簡単インストールとは何?
『WordPress簡単インストール』とは、初心者の方でもスムーズにWordPressを短時間で導入できる機能です。
以前は、手動インストール(WordPressファイルをFTPソフトを使用してレンタルサーバーにアップロード)が必要でしたが『WordPress簡単インストール』の機能を用いることで手動での設定は不要になります。
※ただし、データベース名を指定する前に「WordPress簡単インストール」を行うとデータベース名が任意の文字列ではなく自動で文字列が決定されます。
つまり、データベース名が自動で決まります。
※文字列が自動決定されても動作に支障があるわけではありませんが、データベース名は変更できないため指定する場合にはデータベースを先に手動で作成しておきましょう。
【スマホからもできる】ロリポップの新規契約&お試し期間の手順
☆動画①【レンタルサーバー『ロリポップ!』の申し込みからユーザーページ開設まで手順】
※全画面「縦動画」になるように作成しているため必要に応じて拡大ボタンをご活用ください。
動画ではスマートフォンから操作していますがパソコン・スマホ(iPhone/Android)ともにアクセス&操作が可能です。
このように各手順ごとに、YouTube動画(1〜2分)を設置していますので、各手順の全体像を短い時間で掴むものとしてご参照ください。
詳しくは、下記に画像を用いて動画の内容に補足を入れながら解説しています。
- ステップ.1ロリポップ公式サイトの左上の三本線をタップ
ロリポップへの申し込み(スマホから) ※スマートフォンとパソコンどちらからでもアクセス可能です。
- ステップ.2申し込みはコチラをタップ
ロリポップ申し込み画面 - ステップ.3ロリポップの初期ドメイン・パスワード・メールアドレスを入力
ロリポップの初期ドメインを決める 初期ドメインおよびパスワードは希望の文字列を入力してください。
※取得できない文字列の場合はエラーが表示されます。 - ステップ.4独自ドメインを無料で同時取得したい場合はチェック(先に同時取得するとお試し期間はありません)
ロリポップでは、適用条件ムームードメイン(同運営会社のドメイン取得サービス)からドメインを取得することで契約している限り『独自ドメインが無料になる特典』があります。
※お試し期間中の6日までに適用条件を満たすと後からでも独自ドメイン無料取得が可能です。
ロリポップ独自ドメイン無料特典の同時取得を希望する場合(適用条件あり) 独自ドメイン無料取得の適用条件※ライト以上のプラン
(ライト/スタンダード/ハイスピード/エンタープライズ)
※契約期間12ヶ月以上
(契約期間が長いほど1ヶ月当たりの料金が安くなります)
※契約の自動更新設定をONにしておく
※お試し期間経由の場合は、ロリポップから発行されるクーポンコードを適用してムームードメインから独自ドメインを取得できます。申し込みと同時に独自ドメイン無料取得する場合 - ステップ.5本人確認のため、電話番号で認証コードを発行して入力
ロリポップ:電話番号で本人確認 ※画像の手順⑥は同手順のためブログでは省略しております。
- ステップ.6契約者様の氏名・住所・電話番号を入力
ロリポップ申込みユーザー情報の入力 - ステップ.7お支払いの自動更新設定とプランの加入期間を選択
ロリポップ:自動更新設定と契約期間の指定 ※画像はライトプランのものになります。
- ステップ.8支払い用のクレジットカード情報を入力
ロリポップ:支払い情報の項目 ロリポップの支払い方法の種類 クレジットカード決済 一部のデビットカード決済 コンビニ決済 おさいぽ!決済 銀行振込 ゆうちょ振替 引用元:ロリポップお支払い方法 - ステップ.9任意の有料オプションを必要な場合は選択
ロリポップ有料オプション:バックアップオプション/ウイルス対策 ※自動バックアップとウイルスソフトの月額料金はそれぞれ異なります。
月額バックアップオプションの内容に目を通して必要に応じてご利用ください。
※後でユーザーページから加入することも可能です。月額バックプランオプション内容- 月額料金がかかる
- データはバックアップ専用サーバーに自動保存
- バックアップしたいタイミングのバックアップも可能
- データの復旧を自分で行える
- 過去7回分のデータをいつでもダウンロードできる
- 全プランに対応している
- バックアップファイルをダウンロードできる
- 復元の手数料はかからない
※エンタープライズプランでは、このバックアップオプションの機能を無料で申し込みして使用できる。
※上記の月額バップアップオプションは、ハイスピードプランに無料で付いている「ハイスピードプランのバックアップ」とは異なるサービスのため、内容の違いをご確認ください。
ハイスピードプラン無料バックアップ内容- 月額使用料無料
- 自動的にバックアップ
- 毎日バックアップ
- 最大7日分保存
- 復元手数料は有料(復旧手数料11,000円)
※バックアップオプションのように利用者がバックアップデータを取得できない。
- ステップ.10契約内容についての確認画面に間違いがないかを確認
ロリポップ:申込み内容の確認 - ステップ.11申し込み完了によってロリポップのユーザーページにアクセスできるようになる
ロリポップのお申し込み込み完了 この画面を閉じてしまった場合でも、ロリポップのユーザーページへは公式サイトのログイン項目からステップ.3の登録情報を入力してアクセス可能です。
※独自ドメインを取得済後に独自ドメインをロリポップに登録済の方は、ステップ.3の登録情報ではなく登録している独自ドメイン情報でログインすることになります。
レンタルサーバー「ロリポップ」の申し込み~ユーザーページ開設までの流れ(完)

WordPress簡単インストールをする前に必要な「独自ドメイン」の取得手順はリンク先にまとめています。
ムームードメインでドメインを取得『独自ドメインずっと無料』の適用方法
ロリポップ:「データベース名」を指定してから「WordPress簡単インストール」をする方法
なぜ、データベース名を任意の文字列にしておいた方がいいの?
- 任意の文字列でデータベース名を指定しておくとデータベースを判別しやすく管理しやすい
- データベースの新規作成より先に「WordPress簡単インストール」を行うとデータベース名が自動作成で決定されてしまう
- データベース名は後から変更はできない
※データベース名を変更したい場合は、新規作成後にファイル移行をする必要があります。

初めにやっておくと後からの作業を減らせます♪
例えば、
山田太郎ブログというサイトと山田次郎ブログというサイトの2つを運営しているとしましょう。
その2つのサイトをデータベースを分けて登録する時に、データベース名が自動で割り当てられる文字列(例:abcd123)のようにサイトに関係性のない文字列のみよりも、
・山田太郎ブログの管理データベース名には、「tarou01y」
・山田次郎ブログの管理データベース名には、「jirou02y」
などの任意の文字を含めることで、どのサイトのものなのかを判別しやすくすることができます。
☆動画②【データベース名に任意の文字列を指定した新規データベース作成からWordPress簡単インストールまでの手順】
この動画では、データベース名を指定した後でWordPress簡単インストールを行っています。
また、独自ドメインを使用する方は「WordPress簡単インストール」をする前に独自ドメインの設定を先に済ませておく必要があります。
ロリポップのデータベースの新規作成や複数作成の追加はどこから?
新しいデータベースの作成は、「ロリポップのユーザーページ≫サーバーの管理設定≫データベース≫作成」から追加できます。また、2つ目以降のデータベースを追加作成する時も同様です。
※ライトプランの場合は作成できるデータベースの数が1つのため2つ目以降は作成できませんが、必要に応じてスタンダードプラン以上にアップグレードすることで2つ目以降の追加が可能になります。
それでは、データベース名を任意の文字列に指定してから「WordPress簡単インストール」を行なっていきましょう。
※以下の流れは独自ドメインを取得後の手順です。
- ステップ.1ロリポップのユーザーページにログインして「データベース」の「作成」をタップ
ロリポップのユーザーページからデータベースの新規作成 ※スマートフォンから操作する場合は、ユーザーページをPC版に切り替えが必要です。
- ステップ.2作成するサーバーを選択/データベース名を決める/接続パスワードを決める
ロリポップでデータベース名を新規作成する場合は以下の3点を入力が必要です。
ロリポップ:データベース名を指定した新規作成の手順 ・作成するサーバー選択
いくつかある中からデータベースを作成するサーバーを選択できますので好きな文字列のものを選んでください。
・データベース名を任意の文字列に指定
こちらがデータベース名の任意で指定できる文字列になります。(画像の青い枠の部分)
※任意の文字列で指定してからWordPressをインストールしておく方が後でデータベースを管理しやすくなります。(例:複数の独自ドメインで複数のサイト運営する場合やサーバーを引っ越しする時など)
※データベース名の文字列が何でも構わない方は、WordPress簡単インストール時に自動作成を選択するとデータベースが自動で作成されるため、この手順は必要ないですが、後からデータベース名を変更できないためデータベース名を指定しておくことを推奨します。
・接続用のパスワードの決定
パスワードはデータベースにアクセスする時に必要です。主にエクスポートやインポート(バックアップや復元)する時にデータベースに出入りします。
必要な項目を入力後に「作成ボタン」を選択します。
これでデータベースの新規作成は完了です。
※無理なく一息つきながら進めてください。次は、取得した独自ドメインの設定に移ります。
- ステップ.3左のメニューバーから「独自ドメインの設定」を選択して/設定する独自ドメイン/公開フォルダ/ロリポップ!アクセラレータの設定を入力
※ここでは、ロリポップと同運営のムームードメインから取得した独自ドメインを設定しています。
ロリポップ:独自ドメインの設定 ・設定する独自ドメイン
取得したドメインを入力します。
※画像の例では、「sampleman2.xyz」になっていますが、自分が取得した「~.com」や「~.net」など正しく入力してください。
・公開フォルダ
ここで指定した名前がフォルダ名になります。上で設定した独自ドメインにアクセスした時に、そのフォルダ内のデータが表示されるようになります。
※独自ドメインに関連する名前にしておくとファイルが見つけやすいです。(画像例のURLの場合は:sampleman2、sampleman2folderなど)
・ロリポップ!アクセラレータの設定を入力
サイトの表示が速くなったり安定しやすくなるためチェックを入れます。 - ステップ.4ムームードメインで取得した場合はムームーIDとムームーパスワードを入力
ロリポップ:独自ドメインの設定とムームードメインの認証 ・ムームーID
ムームードメインの新規アカウントを登録した時に入力したメールアドレスがIDになります。・ムームーパスワード
ムームードメインの新規アカウントを登録時に入力したパスワードです。必要な項目を入力してネームサーバー認証をタップすると以下の画像のように設定する独自ドメインと公開[アップロード]フォルダが表示されるため間違いがないかを確認後、設定をタップします。
ロリポップ:設定する独自ドメインと公開[アップロード]フォルダの確認画面 これで独自ドメインの設定も完了です。
次がこの『データベース名を指定してからWordPress簡単インストールまでの手順』の最後の工程になります。それでは、この独自ドメインと先ほど作成したデータベースを用いて「WordPress簡単インストール」をしていきます。
- ステップ.5左のメニューバーから「サイト作成ツール」を選択して「WordPress簡単インストール」を選択
ロリポップ:WordPress簡単インストールのインストール先を指定 ・サイトURL
先ほど指定した独自ドメインのURLが選択されているかを確認します。
※既に複数の独自ドメインを設定していて、別の独自ドメインが選択されている場合は、インストールに使用する独自ドメインに変更してください。
※任意の枠は『空欄』しておきましょう。
任意の文字を追加した場合は、WordPressにアクセスするためのURLが追加した文字の分だけ長くなるため不便に感じるかもしれません。例:
「sampleman2.xyz」という独自ドメインに対して「folder」と任意のURLの文字列を付けた場合、WordPressにアクセスするためには「sampleman2.xyz/folder」という文字列を入力する必要があります。また、公開フォルダの中に任意追加した文字列のファイルが生成されて、そこにWordPressのファイルがインストールされるため階層が一つ増えます。
以上が「空欄」にしておく理由です。
デフォルトの独自ドメインでアクセスしようとすると403エラーが表示されます 任意の文字列を付けた後で、取得した素の独自ドメインでアクセスしようとするとエラーが表示されます。
※この場合は、任意の文字列が付いているとアクセスできます。
・利用データーベース
先ほどデータベース名を指定して新規作成したデータベースが選ばれているか確認してください。
※既に複数のデータベースを作成している方は他のデータベースが選択されていることがあるため要注意です。
また、自動作成を選択してしまうと自動で新規データベースが作成され、そこにインストールされてしまいます。 - ステップ.6WordPressの設定:サイトのタイトル/ユーザー名/パスワード/メールアドレス/プライバシーの入力
ロリポップ:WordPressの設定を入力 この部分は、WordPress用の設定になります。
※後でWordPressの管理ページから変更も可能です。
・サイトのタイトル
運営するサイトの名前を入力
・ユーザー名
WordPress用のハンドルネーム・ニックネームで大丈夫です。
・パスワード
WordPressのログインに必要なパスワードなので漏洩しないように気を付けてください。
・メールアドレス
WordPress管理用のメールアドレスになります。
・プライバシー
検索エンジンに立ち上げたサイトを登録してもらうためにチェックしてください。 - ステップ.7インストール先に同じファイルがあると上書きされる警告に問題無ければ「承諾」
ロリポップ:WordPress簡単インストール時に同じファイルがあると上書きされる警告 ロリポップに新規契約直後の方やファイル名や接頭辞を分けられている方は問題ないです。
※ロリポップでは接頭辞が重ならないように分けられてインストールされるようです。
接頭辞の確認方法は、ユーザーページ≫WordPress簡単インストール≫WordPress簡単インストール履歴から確認が可能です。
ロリポップ:WordPress簡単インストール完了 ※ステップ.5のサイトURLに任意文字「folder」を付けると上の画像のようにURLが長くなります。
空欄の場合は、https://の後は 「sampleman2.xyz」 のみになります。
URLは短くて覚えやすい方が自分が使用する時も誰かに伝える時も便利です。
・サイトURL
閲覧者から見えるサイトのページです。
普段、サイト検索して読んでるページという認識でいいかと思います。・管理者ページURL
こちらが管理するためのURLです。
・新規記事の作成
・テーマの設定
・プラグインの設定
・バックアップ
など、ホームページ作成の大半はこの管理者ページで行います。自分のサイトURLに/wp-adminをつけて検索すると、次の添付している画像のようにWordPressのログインページが開きます。
- ステップ.8管理者用URLにアクセスしてサイトを作成しよう!
WordPressのログインページ ステップ.6で設定した
・WordPress用のユーザー名またはアドレス
・WordPress用のパスワードを入力するとログインできます。お疲れさまでした。
データベース名を指定したデータベースの新規作成とWordPress簡単インストールの方法は以上です。次の工程はサイトの安全性を高める『独自SSL設定(無料)』の手順になります。
(必要に応じて休憩を挟みながら設定を行ってください)
独自ドメインを『SSL設定(無料)』設定をする方法
☆動画③【独自ドメインにSSL設定(無料)】の手順
独自SSL設定とは何?なぜ必要なの?
独自ドメインをSSL化することによって「暗号化」と「ウェブサイトの所有者証明」が行えるためサイトの安全性を高めることと安全性を示すことに繋がります。
その他、通信速度の向上やGoogleが検索順位を決める要素の中にSSL対応が含まれているためSEO対策にもなります。
※この次の工程の「常時SSL設定」をするためにも独自SSL設定が必要です。
暗号化とは?
通常のドメインのURLは『https://』の冒頭から始まりますが、独自SSL設定を行うと冒頭が『https://』になり、Web上で通信するデータを暗号化して送受信できるようになります。
・独自SSL設定していないURL(例)
『https://sampleman2.xyz』
・独自SSL設定しているURL(例)
『https://sampleman2.xyz』
ウェブサイトの所有者証明とは?
SSLの証明書は、サイトの所有者を証明するもので無料独自SSL設定の場合はサイトのと証明発行元が表示されます。
また、企業認証などの場合は組織名、都道府県、市町村まで表示することができるためサイトの安全性を閲覧者に伝わりやすくなります。
無料SSLと有料SSLの違いは?
無料と有料の独自SSLの差は、主に認証先や認証レベルが異なります。
(例:「企業認証(有料SSL)」では実在する企業によってサイト運営が行われていることの証明ができる)
そして、ロリポップの無料の独自SSL証明書では、ISRG[Internet Security Group]による『Let’s Encrypt(意味:暗号化をしましょう)」が適用されています。
無料と有料の違いで先程述べた暗号化の強度に差があるわけではないため、個人ブログの場合は無料の独自SSLを設定をしておきましょう。
- ステップ.1左のメニューバーの「セキュリティ」から『独自SSL証明書導入』をタップ
ロリポップ:無料SSLの設定「独自SSL証明書導入」 『独自SSL証明書導入』画面には、
・SSL保護されている独自ドメイン
・SSL保護されていない独自ドメイン
の一覧が表示されます。
そして、「SSL保護されていない独自ドメイン」からSSL設定したいドメインを選択することで独自SSL設定を行えます。 - ステップ.2SSL設定したい独自ドメインを選択して「独自SSL(無料)を設定する」をタップ
ロリポップ:無料SSL設定したい独自ドメインを選択 - ステップ.3「SSL設定作業中」になっているかを確認して作業が終わるまで待機[約5分]
ロリポップ:「無料独自SSL設定作業中」 - ステップ.4「SSL保護有効」になっているかの確認
ロリポップ:「無料独自SSL設定有効」 数分後に、再びセキュリティから『独自SSL証明書導入』を経てページを開き「SSL設定作業中」から「SSL保護有効」になっていれば作業完了です。
- ステップ.5WordPress管理ページの設定からURLを「https://」から「https://」に変更
独自SSL設定したURLを「https://」から「https://」に変更 次の項目では、暗号化してデータ通信を行うためWordPressに設定しているURLを「https://」から「https://」に変更していきます。
【続・独自SSL設定】WordPress設定のURLをhttps://に変更する方法
☆動画④【URLをhttps://をhttps://に変更する手順】
- ステップ.1URLがhttps://になっている場合は表示が「安全ではありません」
独自SSL設定をしてURLをhttps://からhttps://へ ※『独自SSL設定』を行ってもURLを書き換えるまではサイトのページにSSL化が反映されていません。
それを反映させるためにWordPressにログインしてサイトのURLを「https://」から「https://」に書き換える必要があります。
- ステップ.2WordPressの管理用URLからWordPressにログインする
WordPressへログインする - ステップ.3WordPressの左上のメニューバーを選択する
WordPressのメニューバーを選択 - ステップ.4WordPress:メニューバーの「設定」から「一般」を選択する
WordPress「設定」から「一般」を選択 5分後に、再びセキュリティから『独自SSL証明書導入』を経てページを開き「SSL設定作業中」から「SSL保護有効」になっていれば作業完了です。
- ステップ.5WordPress:「一般設定」からURLを「https://」から「https://」に変更して「保存」する
ワードプレス:「https://」から「https://」に変更 ↑
・WordPressのアドレス(URL)
・サイトのアドレス(URL)
の2つの冒頭にある「https://」に半角小文字の「s」を付けて「https://」に書き換えます。※変更する場所は冒頭だけです。
↓
「https://」から「https://」への変更を確認 WordPress:一般設定の変更を保存 ※変更を保存を選択せずに終わると変更したことにならないので忘れずにタップ(クリック)してください。
- ステップ.6鍵が閉じているマークが付いているかを確認する
独自SSL設定をしてhttps://にすると鍵マークが付きます 「安全ではありません(鍵が開いているマーク?)」の表示から「鍵が閉じたマ?」に切り替わっていたら独自SSL設定が反映されています。
独自SSL設定を反映させるためにWordPressのURLを書き換える手順はこれで完了です。
『常時SSL設定』https://へのアクセスをhttps://にリダイレクトする方法
☆動画⑤【常時SSL設定の手順】
※『常時SSL設定』の前に「独自SSL設定」を済ませておく必要があります。
- ステップ.1「サーバーの管理・設定」から『ロリポップ!FTP』を選択する
ロリポップ:サーバーの管理・設定画面 『常時SSL設定』では、『ロリポップ!FTP』 のファイル一覧から常時SSL化したいサイトの「.htaccess」ファイルにhttps://からhttps://へのリダイレクト用のコードを追加する必要があります。
※ファイルの変更に失敗した時に備えて復元できるようにバックアップを取っておきましょう。
- ステップ.2常時SSL設定するサイトのファイルを選択して、その中の「.htaccess」を開く
ロリポップFTP:常時SSL設定するサイトのファイルの選択 ↑
1.
常時SSL設定するサイトのファイルを選択します。※このファイルは、独自ドメイン設定の時に公開(アップロード)フォルダで名前を付けたファイルです。
2.
そのサイトのファイルを開いて「.htaccess」(読み方:ドット・エイチ・ティ・アクセス)ファイルを開きます。↓
ロリポップFTP:「.htaccess」の選択 - ステップ.3.htaccessにhttps://へのリダイレクト用コードを追加してから「保存」する
ロリポップ:.htaccessにhttps://へのリダイレクト用コードを追加前 <IfModule mod_rewrite.c> RewriteEngine On RewriteCond %{HTTPS} off RewriteRule ^(.*)$ https://%{HTTP_HOST}%{REQUEST_URI} [R,L] </IfModule>
<IfModule mod_rewrite.c></IfModule>の間のコードはロリポップ公式サイトから提示されているコードです。
※#BEGIN WordPressから#END WordPressの間に入力すると変更が上書きされてしまうので、コードを追加する時は#BEGIN WordPressより上に追加してください。
コードを追加して「保存」を選択すると変更が完了します。
【丸で囲っているところが追加したコードです】
↓ロリポップ:.htaccessにhttps://へのリダイレクト用コードを追加後 - ステップ.4https://の冒頭でサイトにアクセスして鍵マーク(https://)に転送されているか確認
https://でサイトにアクセス ↑
ブラウザからのURL検索で、既に「https://」に変更してあるURLをからsを消して「https://」で検索をかけます。
そのアクセス先が閉じた鍵マークに転送されているかを確認しておきましょう。
(?をタップするとhttps://のサイトURLの表示になっているかを視認できます)
↓
https://表示のサイトが開きます これをもちまして、この記事の手順は全て完了です。
大変、お疲れ様でした。
これより以下は、ロリポップの特徴などの補足の記載となります。
レンタルサーバーのMySQLデータベースとは何?多い方がいいの?
WordPressでブログを運営する場合においては、1つ独自ドメイン(1つのサイト)につきデータベースを分けて1つWordPressをインストールする方が安全です。
マルチドメイン設定などを用いて同じデータベースの中に複数のWordPressをインストールすることは可能ですが、複数のサイトを同じデータベースで管理しているとエラー時にサイト全体に影響があることも危惧されます。
そのため、複数サイトを運営する場合には「MySQL(マイエスキューエル):データベース管理システム」を複数作成できるプランが推奨されています。
また、データベースを分けることでファイルが混在せずにサイトごとのバックアップやファイル管理を行いやすいため用途に合わせて判断してください。
ロリポップで設定できる独自ドメイン数
複数のサイトを利用する場合に確認しておきたいポイントとして設定できる独自ドメイン数が挙がりますよね。
ロリポップでは、1つのロリポップアカウント(1契約)で複数の独自ドメインを設定が可能です。
プラン名 | 設定できるドメイン数 |
エコノミープラン | 50個 |
ライトプラン | 100個 |
スタンダードプラン | 200個 |
ハイスピードプラン/ エンタープライズプラン | 無制限 |
初心者でも低コストなライトプランよりスタンダードプラン以上の方がいいの⁈
手頃なコストからサイト作りを始めやすいこともロリポップの長所になります。
一例として、
これからサイトを1つで始める予定の場合には、ライトプランから契約を行い、複数のサイトを開設したくなった時に上位プランのスタンダードプラン以上に変更することも可能です。
また、
・複数のサイトをデータベースを分けて運営したい場合や電話でのサポートが必要な場合にはスタンダードプラン以上
・サイトの表示スピードや高負荷時の安定性を重視する場合は「Lite Speed」が適用されているハイスピードプラン以上
などのように各プランによってパフォーマンスは異なりますので利用目的に合ったプラン内容の選択をご検討ください。
一つのデータベースのライトプランで複数のサイトを運営できるの?
ロリポップでは、マルチドメインによって複数のサイトを立ち上げることができます。 [ロリポップ:マルチドメイン設定について]
マルチドメインでは、他の独自ドメインを設定して新たな公開フォルダを作成することで異なる独自ドメインごとに接頭辞の異なるWordPressのファイルをインストールすることが可能です。
また、後からデータベースを分けたいという場合には、スタンダードプラン以上にアップグレードした後に新規作成したデータベースにファイルを移行して分離することも可能です。
注意点としては、データベース上でエラーが生じた際は同データベース下のサイトの全てに影響を及ぼす可能性があります。
ハイスピードプランの速度と安定性の検証結果は約0.035秒で表示が完了⁈
ロリポップのハイスピードプランはどの時間帯でも約0.035秒で表示が完了します。
引用元:lolipop.jp₋ハイスピードプランの速度・安定性の実証結果
ロリポップの他プランや業界の同スペックプランと比べても、突出した速さと安定性を維持しています。
サイトの表示が早いほど閲覧者に与えるストレスが少なくて済むため、離脱率の低下に繋がります。

以上♪